昨日の相場はポンドの買いが目立ちましたね。
スコットランド議会選挙の結果を受けて
英国からの独立を巡る住民投票を早期に実施する可能性が後退。
また、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでおり、
成人の2/3に当たる3,500万人が1回目の接種を終了。
ロックダウンが5/17より解除され、
映画館やレストランなどの営業も再開となりますので、
早期経済回復の期待がポンド買いを後押ししている格好です。
また、ポンド相場のトレンドにつきましても、
4月以降は152円付近にかけて何度も戻されていましたが、
昨日の上昇で上抜け。
4/6高値(153.41)も切り上げ
トレンドが再び上向きに変化してきましたのでトレードは買い目線。
今後、反落局面では押し目買いを行っていく予定です。
【ポンド円 日足チャート】
ただし、ポンドに買い材料があったとしても、
相場の値動きは様々な要因が影響して動きますので注意。
特に、昨日の株式市場では
ダウ平均株価が35,000ドルの節目に到達してから反落。
上げ幅が戻され日足で上ヒゲ陰線を形成しており、
天井圏で上昇一服のシグナルが点灯しましたので、
調整の継続に警戒したい局面です。
(株価の下落は円高要因になりやすい)
【ダウ平均株価 日足チャート】
また、ポンドは他通貨と比較して値動きの変動が大きく、
大きく上昇(下落)したという事は、
その逆の動きもありえるという事でもあります。
そのため、今後の値動き次第では見方を切り替える必要も出てきますが、
何か目立った変化などございましたら改めて解説させて頂きます。
一つの見方として参考になれば幸いです。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
●今日の経済指標
15:00 [ドイツ] 4月卸売物価指数
18:00 [ドイツ] 5月ZEW景況感調査
18:00 [ユーロ] 5月ZEW景況感調査
23:30 [イギリス] ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言