💎 すべての市場で隠れている割安株をお示しします始めましょう

Googleへのエクスポージャーをお探しですか?アルファベット株を保有する2つの通信サービスETF

発行済 2022-02-08 23:09
DJI
-
T
-
DIS
-
GOOGL
-
CMCSA
-
IMI
-
VZ
-
NFLX
-
META
-
IXP
-
GOOG
-
TCEHY
-
FCOM
-

2月1日に発表されたAlphabet (NASDAQ:GOOGL)の第4四半期決算 と2021年度の通年決算を市場は好感した。発表前のGOOGL株は2,700ドル前後だったが、翌日には3,030.93ドルまで急騰した。

GOOGL Weekly Chart

また7月に1株を20株に分割することも発表したが、これは投資家が好む動きである。

同社が株式分割を行うのは今回が初めてではない。2014年4月に同社が株式を2クラスに分割し、議決権を持つクラスA (ティッカー GOOGL) と議決権を持たない Alphabet クラスC (NASDAQ:GOOG) を生み出した経緯を説明した。

この記事を書いている時点では、GOOGL株は2,784ドル前後で推移している。しかし、InvestingProによる GOOGL 株の平均公正価値は3,235.53ドル で、現在の水準から約16.2%上昇することを意味している。

GOOGL Fair Value

出所:InvestingPro

仮に7月の分割時にGOOGL株が3,000ドルで取引されていたとすると、新価格は1株あたり150ドル程度になる。そのため市場では現在、同社を価格加重型指数であるダウ工業株30種平均の構成銘柄の候補とみなしている。

また同社の好業績を受けて、通信サービス・セクター全体も注目されている。そこで本日はこの分野とAlphabet株の潜在的な成長に参加したいと考える読者にとって魅力的な2つの上場投資信託(ETF)を紹介する。

1. Fidelity MSCI Telecommunication Services Index ETF

  • 現在の価格:46.18ドル

  • 52週のレンジ:45.10ドル~57.33ドル

  • 配当利回り:0.76%

  • 経費率:年率0.08%

Fidelity MSCI Communication Services Index ETF (NYSE:FCOM)は、通信サービス業に特化したETFだ。このETFは2013年10月に取引を開始した。

FCOM Weekly Chart

FCOMは114銘柄を保有しており、MSCI US IMI (LON:IMI) Communication Services 25/50 USD Indexに連動するように設計されている。上位10銘柄で純資産7億8880万ドルの67%近くを占める。

このファンドがGOOGL株(11.60%)とGOOG株(10.85%)の両方を保有しているため、組み入れている有力企業株の中で、アルファベットが最大の組入となっている。そして、Meta Platforms (NASDAQ:FB)が17.33%で続く。2月2日に発表された第4四半期決算が期待外れだったことを受けて、FB株には大きな下落圧力がかかっている。

FCOMでは他に、Walt Disney (NYSE:DIS)、Verizon Communications (NYSE:VZ)、AT&T (NYSE:T)、Comcast (NASDAQ:CMCSA)、Netflix (NASDAQ:NFLX)などを組み入れている。サブ・セクターでは、ポートフォリオの半分近くがインタラクティブ・メディア&サービスからのものである。次いで、メディア銘柄(20.57%)、エンターテインメント銘柄(18.29%)となっている。

年初来、FCOMは9.6%下落している。過去PERは7.39倍、PBRは3.13倍となっている。

最近のハイテク銘柄の売りの結果、ポートフォリオの多くの銘柄が2021年に比べて低いバリュエーションで取引されている。したがって関心のある読者、特にアルファベットとメタ・プラットフォームの株式に大きなエクスポージャーを得たい人は、2月にFCOMへの投資を検討しても良いかもしれない。

2. iShares Global Comm Services ETF

  • 現在の価格:76.14ドル

  • 52週のレンジ:74.72ドル~91.21ドル

  • 配当利回り:1.92%

  • 経費率:年率0.43%

次のiShares Global Comm Services ETF (NYSE:IXP)で、メディアやソーシャルメディア、エンターテイメント、ビデオ、ゲーム、通信サービスのグローバル企業へのアクセスを提供するものとなっている。このETFは、2001年11月に取引を開始した。

IXP Weekly Chart

IXPは現在74銘柄を保有しており、上位10銘柄で純資産2,477億ドルの約3分の2を占めている。FCOM ETFと同様に、ポートフォリオの半分近くがインタラクティブ・メディア&サービスとなっている。以下、統合通信サービス(19.46%)、映画・エンターテイメント(8.70%)と続く。

このファンドの銘柄の70%以上は米国企業だが、次いで、中国(7.13%)、日本(6.6%)、英国(2.76%)、カナダ(2.49%)等の企業も組み入れられている。

Alphabet株の総ウェイトが23%超。Meta Platformsが12%強とこれに続く。その他、中国のTencent Holdings (OTC:TCEHY)、ベライゾン、コムキャスト、ディズニー、AT&Tなどがポートフォリオの有力銘柄となっている。

過去12ヶ月間、IXPは3.8%のマイナス・リターンとなっている。PERは17.93倍、PBRは3.11倍だ。

多くの銘柄が最近値下がりしているが、これらの企業は各セグメントで最も重要な企業の一つである。ダウンサイド・リスクに強く、安定したキャッシュフローを生み出している。したがって、長期保有の投資家は、現在の水準でIXPをポートフォリオに加えることを検討してはどうだろう。

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます