🥇 投資の第一ルールとは?いつが割安か知ること! 最大55%引きでInvestingProをブラックフライデーまでに特別セールを請求する

現在進行中のコモディティ強気相場から利益を得るための2つの天然資源・金属ETF

発行済 2022-03-03 22:10
XAU/USD
-
CVX
-
LYC
-
XOM
-
FCX
-
GC
-
HG
-
LCO
-
CL
-
ZC
-
BHP
-
REMX
-
TROX
-
GNR
-
603799
-
PLS
-
NTR
-
GNENF
-

長年低迷を続けてきたコモディティ価格は、ここ1年以上安定した上昇基調を維持している。しかし、世界の製造業とサプライ・チェーンはウクライナとロシア双方からの原材料とエネルギーに依存しているため、ウクライナでの戦争の情勢は、状況をさらに劇的なものにしている。

この記事の執筆時点で、ブレント原油は120ドル近く、原油は117ドルに向かって取引されている。一方、小麦やトウモロコシなどの穀物を含む主要農産物の輸出国でもあることから、投資家と消費者は食品価格に注目している。

先日、農産物の上場投資信託(ETF)を取り上げた。天然資源の強気相場が続く中で、特に読者に魅力的な他の2つのETFを紹介しよう。

1. SPDR S&P Global Natural Resources ETF

  • 現在価格:59.70ドル

  • 52週間のレンジ:48.58ドル~60.27ドル

  • 配当利回り:3.19%

  • 経費率:年率0.40%

最初のETFであるSPDR® S&P Global Natural Resources ETF (NYSE:GNR)は、主に農業、エネルギー、素材、金属、鉱業分野の大型株に投資している。こちらは2010年9月に売買を開始した。

GNR 週次チャート

GNRは92銘柄を保有し、S&Pグローバル天然資源インデックスに連動するよう設計されている。組入上位10銘柄で純資産26億8000万ドルの35%近くを占めている。これらの企業の3分の1以上が米国に拠点を置いている。その他は、英国、カナダ、オーストラリア、ブラジル、フィンランドなどである。

サブ・セクターでは、素材(61.79%)、エネルギー(32.13%)、生活必需品(4.67%)となっている。別の言い方をすれば、資源価格、需給関係、産業活動などがETFの価格変動に影響を与えるということになる。

主な保有銘柄は、カナダの肥料メーカーであるNutrien (NYSE:NTR)、石油メジャーのExxon Mobil (NYSE:XOM) と Chevron (NYSE:CVX)、鉱業・エネルギー大手BHP Group (NYSE:BHP)、大手 鉱山会社 Freeport-McMoRan (NYSE:FCX)などがある。

GNRは過去12ヶ月で19%以上、年初から10.6%上昇している。このETFは2月上旬に数年来の高値を記録した。現在の価格における配当利回りは約3.2%となっている。

GNRの株価収益率(PER)は9.42倍、株価純資産倍率(PBR)は1.87倍である。このETFの幅広い多様性を気に入っており、皆様の注目に値すると信じている。

2. VanEck Vectors Rare Earth/Strategic Metals ETF

  • 現在価格:110.69ドル

  • 52週間のレンジ: 67.01ドル ~ 126.01ドル

  • 配当利回り:5.42%

  • 経費率: 年率0.59%

引き続き、レア・アース(希土類元素)を中心にETFを考察していこう。英国科学技術議会事務局によると、レア・アースとは

「周期表の15種類のランタノイドにスカンジウムとイットリウムを加えたものが代表的で、ハイテク製品や低炭素化技術に広く使われている。現在、世界的に需要が増加しており、将来の入手が懸念されている。」

レア・アースの埋蔵量、生産量ともに中国が圧倒的に多い。その他、ベトナム、ブラジル、ロシア、インド、オーストラリアなどでも埋蔵量が確認されている。米国も未開発のレア・アースを大量に保有しているが、現在の必要量のほとんどは中国から輸入している。

VanEck Rare Earth/Strategic Metals ETF (NYSE:REMX) は、戦略的金属および希少金属を生産、精製、リサイクルするグローバル企業に投資するETFである。2010年10月に初めて上場された。

REMX 週次チャート

20銘柄を保有するREMXは、MVIS Global Rare Earth/Strategic Metalsインデックスに連動するよう設計されている。オーストラリア企業が42.62%と最も大きな割合を占めている。以下、中国、米国、カナダ、オランダ、フランスの銘柄が続く。

当ETFの純資産は9億8,000万ドル以上で、そのうちの6割以上を上位10銘柄が占めている。その中には、Pilbara Minerals (ASX:PLS)やマレーシアで事業を展開している Lynas Rare Earths (ASX:LYC)、中国のGanfeng Lithium (OTC:GNENF)とZhejiang Huayou Cobalt (SS:603799)、チタン製品を生産するTronox (NYSE:TROX)の4社である。

地政学的な懸念がREMXに追い風になると考える長期投資家は、このピュア・プレイETFをさらに研究する必要があるだろう。過去12カ月間のREMXのリターンは25.9%で、2021年11月下旬に数年来の高値を記録した。一方、年初来では1.3%下落している。

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます