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市場が低迷する中、長期的な機会を提供する2つのバリューETF

発行済 2022-05-10 20:15
更新済 2020-09-02 15:05

株式市場の下落が新たなバリュー投資の選択肢を生み出し、ベテラン投資家にとって好機となることが多い。今年に入ってから、 S&P 500は14.5%、 NASDAQ 100は23.4%の下落となっている。言い換えれば、株式市場が適切なエントリー・ポイントを提供し始めているのだ。

本源的価値より低い価格で取引されている優良株をみつけることは、熟練した投資家にとって重要かつ有利な長期戦略となり得る。本源的価値とは、株式の実際の価値、言い換えれば、株式(あるいはあらゆる資産)の本当の価値を示す指標を指している。

ウォーレン・バフェット氏によれば、本源的価値とは、「...投資や事業の相対的な魅力を評価するための唯一の論理的アプローチを提供している。」

定量的な指標は通常、その銘柄が価値を提供しているかどうかを判断するのに役立つ。最も一般的に使用される比率の例としては、株価収益率(P/E)、株価純資産倍率(P/B)、株価売上高(P/S)、株価収益成長率(PEG)、負債資本比率(D/E)、フリー・キャッシュ・フロー(FCF)などが挙げられる。

これらの指標が何を意味するのか、あるいはどのように解釈するのかについては、より多くの調査が必要であり、一般的には業界によって異なる。 InvestingProでは、銘柄、同業他社、業界の価値をランク付けすることができる。つまり、ハイテク株の株価収益率が20倍程度であれば、潜在的な価値を提供している可能性があると考えられている。

しかし、同じ議論は、より低い比率である公益事業の株式には必ずしも当てはまらない。The NYU Stern School of Businessでは、米国の様々なセクターのPERの最新リストを提供している。

この記事では、バリュー株に焦点を当て、それらに投資する2つの上場投資信託(ETF)を紹介しよう。

1. Vanguard S&P Mid-Cap 400 Value Index Fund ETF Shares

  • 現在価格:152.32ドル

  • 52週間のレンジ:151.77ドル~176.31ドル

  • 配当利回り: 1.94%

  • 経費率: 年率0.15%

最初のETFである Vanguard S&P Mid-Cap 400 Value Index Fund ETF Shares (NYSE:IVOV)は、原資産のS&P Midcap 400 Indexから米国中堅バリュー企業へのエクスポージャーを提供している。組み入れられる銘柄は、利益/価格、簿価、売上/価格比の3つの要素に基づいて選択されている。

IVOV 週次チャート

このパッシブ運用のETFは、2010年9月に初めて発足された。現在、295銘柄を保有しており、上位10銘柄で純資産額9億4300万ドルの約9%を占めている。

セクター別では、産業株が19.40%と最も大きな割合を占めている。次いで、金融(17%)、一般消費財(12.70%)、不動産(11.30%)、情報技術(10.40%)の順となっている。

主な保有銘柄は、医療施設専門の不動産投資信託(REIT)のMedical Properties (NYSE:MPW)、金融サービス株のFirst Horizon National (NYSE:FHN)、損害保険名の Alleghany (NYSE:Y)、金属サービスグループReliance Steel & Aluminum Co. (NYSE:RS) や インフラ・コンサルティングのAecom Technology (NYSE:ACM)などが名を連ねている。

IVOVは2021年11月に史上最高値を記録した後、売り圧力を受けるようになった。同ETFは1月以降約9.6%、過去12カ月で9.7%下落している。株価収益率は14.0倍、株価純資産倍率は1.9倍となっている。

現在の環境は市場に灰色の雲が広がっているが、中型バリュー株は歴史的に高い インフレ率と金利上昇を背景として利益を上げてきた。従って、3年から5年の視野を持つ投資家は、IVOVをさらに研究するとよいだろう。

2. JPMorgan U.S. Value Factor ETF

  • 現在価格:34.44ドル

  • 52週間のレンジ:34.41ドル ~39.27ドル

  • 配当利回り:2.31%

  • 経費率:年率0.12%

次にご紹介する、 JPMorgan U.S. Value Factor ETF (NYSE:JVAL)は、 Russell 2000 Indexから米国の大型バリュー企業への分散投資が可能である。このETFは、簿価利回り、利益利回り、配当利回り、キャッシュ・フロー利回りなどの相対評価指標によって選択された340の銘柄を保有している。

JVAL 週次チャート

JVALは2017年11月に取引を開始した。組入れ上位10銘柄は、純資産5億2492万ドルの17%近くを占めている。セクター別エクスポージャーでは、テクノロジーが27.3%でトップ、次いで一般消費財(14.8%)、ヘルスケア(13.5%)、産業(12.6%)、金融(10.6%)となっている。

その中には、 UnitedHealth Group (NYSE:UNH)、 Apple (NASDAQ:AAPL)、Exxon Mobil (NYSE:XOM)、Microsoft (NASDAQ:MSFT)、および Johnson & Johnson (NYSE:JNJ)が含まれる。

JVALがバリュー投資家にとって魅力的かもしれない。JVALは昨日52週安値を更新し、2022年の開始以来10.3%まで下落している。株価収益率は13.10倍、株価純資産倍率は2.35倍となっている。

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