日米の金融政策とドル円のマトリックス

この記事で紹介:
ドル円は9月7日週、サポートであった155円を割り込み、一時152円台まで下落した。同週の主要通貨の対ドル変化率では円が独歩高となった一方、米国の生産者物価指数が予想を上回ったことからドルも底堅く推移した。今週の円高の一因として、投機筋による円の買い戻しが挙げられる。9月1日時点のレバレッジドファンド勢のポジションは約10万枚の円ショートだったが、植田総裁が9月2日に毎回の会合で利上げを検討していくと発言したことから、円の買戻しを誘った。

日本では8月の景気ウォッチャー調査が発表され、前月から改善したものの、景気判断の分水嶺である「50」を下回った。消費者態度指数も「50」を大幅に下回っている。実質賃金は半年余り前年比プラスが続いているが、9月の次の12月利上げは困難ではないか?そもそも円安が是正されており、利上げを急ぐ理由に乏しい。

米国では8月の消費者物価指数が発表された。概ね予想通りながら、コアの前月比が予想(+0.2%)をやや上回ったため、発表直後に年内の利上げ織り込みが一時2回を超えた。また、FRBが参照するPCEについては、クリーブランド連銀のインフレナウキャスティングによれば8月、9月と伸びが拡大すると見込まれている。
9月利上げは地均しが不十分と言え、見送りとなる可能性が高いと予想するが、12月には利上げがありそうだ。

尚、9月8日時点のレバレッジドファンド勢の円のネットポジションは4.9万枚のショートと前週から半減しており、円買いが一巡した可能性も十分だ。
 
詳細は以下の動画をご覧ください。

 

最新のコメント

当社アプリをインストール
フォローする
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2026 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます