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Daily Commentary - 10月08日2013年

発行済 2013-10-08 16:32
更新済 2019-12-18 20:45
概観

市場は、解決に向けたあらゆる期待感から引き続き様子見状態となり、解決の可能性のある方策に関してあらゆる話が浮上するにつれ、USDは上昇したが、その後、期待が打ち砕かれると再び下落した。米国株は、この日の安値近くで閉じ、VIX指数は高水準で閉じたことから、市場に恐れが蔓延していることが伺える。この日の終わりには、ワシントンのこう着状態に何の変化も見られず、USDにもほとんど変化は見られず、欧州で、USDは、大半のG10通貨に対して、おおよそ月曜日の朝の水準で始まった。主な例外は、東京の株価の下落と歩調を合わせるかたちでUSD/JPYがさらに下落したことと、RICS住宅価格が予想を上回り、英国の商工会議所が、第3四半期の国内需要および輸出需要が堅調であったことを発表したことから、GBP/USDが下落したことであった。一方、CADは、8月の建築許可件数が記録的高水準から下落したことを受けて、弱含んだ。

米国から発表されたニュースは、一様に期待外れのものとなっている。有力な解決策を見出すというよりも、私が読んだ大半の話は、なぜこれまでに提案された多くの解決策が、あまり可能性のあるものではないのか(たとえば、オバマ大統領が一方的に債務上限を引き上げるだとか、有名な「1兆ドルのプラチナコイン」構想などの話)、そして、なぜ共和党には妥協する動機があまりないのかを記述したものである。このため、暴落が長引く可能性はますます高まっているようである。これにより、株価が暴落する可能性は高く、株価との相関が非常に高い通貨、USD/CAD (-0.71), AUD/USD (0.67), NZD/USD (0.61)にダメージを与える可能性は高い(カッコ内の数値は、直近3年間のこれらのペアとS&P500指数との間の週足の相関値である)。JPYとCHFは恩恵を受ける可能性が高い。CHFにはスイス国立銀行による上昇を遅らせるための介入があるため、JPYは恩恵を受けるだろう。

米国政府の部分的閉鎖は、暦日ベースで8日目に突入したため、米国の経済カレンダーは閑散としてきており、大半の米国の経済指標の発表は遅れている。欧州では、ドイツの8月の製造業受注指数が、7月の前月比-2.7%から一転して前月比1.1%になると予想される。これにより、EUR/USDはある程度押し上げられる可能性がある。ドイツの8月の貿易黒字は、161億ユーロから150億ユーロにまで減少すると予想されるが、この指標は市場を動かすものではない。カナダでは、9月の住宅着工件数が、修正後の18万200件から18万5千件にまで増加すると予想される。米国では、9月のNFIB小規模企業楽観指数が、94.0で変わらずと予想される。オーバーナイトでは、日銀が、10月4日~5日の金融政策会議の議事録を発表するだろう。また日銀の中曽副総裁は、経済界首脳との会議で演説を行う。記者会見がその会議の後に予定されている。最後に、火曜日は、FRBから3名、ECBから2名の発言者が予定されている。欧州では、ECBコスタ総裁とECBのバイトマン氏が発言する予定であり、米国では、ダラス連銀総裁のフィッシャー氏、クリーブランド連銀総裁のピアナルト氏、フィラデルフィア連銀のプロッサー氏が発言する予定である。

マーケット

EUR/USD

• EUR/USDは、昨日、若干上昇したが、欧州取引時間、火曜日の早朝、同ペアは、若干低下した。現在同レートは1.3564(S1)のサポート水準を試しつつあり、この水準を明らかに下方突破すれば、オシレーターと価格動向との間の差がマイナスであることに示されているとおり、弱気な流れが裏付けられるだろう。しかし、20期間移動平均が依然として200期間移動平均を上回っているため、私は、下落の波があったとしても、9月6日~10月3日の上昇の動きの調整であると考えたい。

• サポート:1.3564 (S1), 1.3461 (S2), 1.3400 (S3)

• レジスタンス:1.3644 (R1), 1.3706 (R2), 1.3800 (R3)

USD/JPY

• 米国政府の閉鎖が2週間目に突入したことから、USD/JPYは昨日下落し、安全資産としてのJPYに対する需要に拍車を掛けた。同ペアは、重要な水準である97.00(昨日のサポート)を下方突破し、欧州取引時間の早朝にはこれを下回り、96.38(S1)を目指して推移している。後者の水準を明らかに下回れば、短期的な安値である95.81(S2)に向けた攻防に拍車が掛かる可能性がある。同レートが、両移動平均を下回って推移するなか、RSIとMACDは引き続き右肩下がりの流れを追っており、下落トレンドの妥当性を裏付けている。

• サポート;96.38 (S1), 95.81 (S2), 94.77 (S3)

• レジスタンス:97.00 (R1), 97.86 (R2), 98.50 (R3)

EUR/GBP

• EUR/GBPは、青色の右肩下がりのチャネルの上限にぶつかった後、下落した。現在同ペアは、0.8420(S1)のサポート水準をわずかに上回って推移している。この水準を明らかに下方突破すれば、前週のラリーがチャネル内への調整の波であったのではないかとの私の疑念が裏付けられることになるだろう。チャネルの上限と0.8475(R1)水準が突破されれば、すぐにトレンドの反転のシグナルを探し始めたいところである。MACDオシレーターは強気な領域にあるが、トリガーラインを下方にクロスしており、同ペアの持続的な上昇への動きに対する推進力が欠けていることを裏付けている。

• サポート:0.8420 (S1)、0.8388 (S2)、 0.8332 (S3)

• レジスタンス:0.8475 (R1)、 0.8503 (R2)、0.8552 (R3)



• 金は上昇し、青色の下落トレンドラインと、1316(本日のサポート)にあるレジスタンスバリアーを突破した。オシレーターと価格動向との間のプラスの差が、金の持続的な下落余地がないことを示しているため、この突破が、従来の我々のコメントにおける懸念を裏付けた。ロング派が充分に強く、その勢いを持続することができれば、1343(R1)のレジスタンス水準を目指すとみられ、この水準での攻防にどうにか勝つことができれば、従来の高値を超えて、新たな上昇トレンドの構築の可能性が高まるだろう。

• サポート:1316 (S1)、 1291 (S2)、 1273 (S3)

• レジスタンス:1343 (R1)、 1368 (R2)、1391 (R3)

原油

• ワシントンのこう着状態に対する恐れから、回復の力強さに対する疑念が浮上するにつれて、WTIは引き続き下落した。明日のエネルギー省の原油在庫報告も、3週連続での増加を示すと予想され、さらなる市場の下げ要因となるだろう。WTIは、予想通り、充分に試された102.23(S1)水準に達し、再びこの水準近くでサポートを見出した後、上昇した。しかし、弱気筋は諦めておらず、彼らは、このフロアーを再び試すと考えられる。価格は依然として右肩下がりのチャネル内にあり、移動平均の弱気なクロスを伴っていることから、さらなる下落への動きの可能性が高まっている。

• サポート:102.23 (S1)、101.02 (S2)、 99.18 (S3)

通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者

マーケット概要

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