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Daily Commentary - 10月11日2013年

発行済 2013-10-11 16:34
更新済 2019-12-18 20:45
概観

動きがあるということは変化があるということか? 

下院共和党議員が、債務上限を6週間延期する提案を行ったため、一時的なものであるにせよ、また、政府の閉鎖を解決するものでないにせよ、問題解決の可能性に対する期待感が浮上した。結果的に合意には達しなかったが、株価は2.2%急騰し、VIX指数は3ポイント以上下落して16.5を付け、米国債市場では、利回りが一時10bp低下した(ただし、利回りは同日、再び上昇し、現在、欧州の早朝の取引における昨日の水準を上回っている)。しかし、USDが大半のその他通貨に対して下げたため、為替市場における安心感によるラリーは、USDでは見られなかった。高ベータ通貨のAUDとCADが、最大の勝者であったが、GBPも引き続き戻し、水曜日の鉱工業生産指数における期待外れの結果を受けた損失の一部を取り戻した。SEKとNOKは引き続き弱含んだが、USD/JPYがいつものように、TOPIXに連れて上昇したため(週足ベースでは、昨年、65%の相関)、この日の主な敗者はJPYとなった。しかし、もう一つの安全通貨であるCHFは、若干上昇した。

私の知る限り、下院共和党指導者は、党内の右派に、「降参した」とか、あるいはむしろ「妥協した」といった攻撃材料を予備選挙に向けて与えることがないような、面子の立つ、債務危機を避ける方法を探しているように見受けられる。虚数を用いるような解のない離れ業を使わない限り、民主党上院議員の要求にも応えられるような解決策があり得るのかどうか、私には分からない。このため、(少なくとも)来週木曜のぎりぎりまでこのドラマは続くと予想され、米国の政治システムに対する投資家の確固たる信頼が揺らぎ始めているため、コモディティー通貨の強含みは、反転すると予想される。

欧州では、今朝、CPIに関し、ドイツとイタリアの9月の確報値が発表される予定で、速報値と変わらずと予想されている。米国では、10月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が、77.5から75.9へと低下すると予想されているが、ワシントンで生じている事態を考えれば、消費者信頼感が低下してもほとんど誰も驚かないだろう。カナダの9月の失業率は、7.1%で変わらずと予想され、雇用者数は、8月の5万9200人は大幅に下回るものの、1万人の増加が予想される。金曜日と土曜日にワシントンで行われる国際金融協会(IIF)の年に1度の会合では、中央銀行からの発言が多数予定されている。発言が予定されているのは、ECBのプラート氏、アスムセン氏、クルーク氏、日銀の黒田氏(昨晩の彼のスピーチは、日本の金融政策について何ら目新しい説明は行われなかった)、ユーログループのダイセルブルーム氏、EUのオリ・レーン氏、イングランド銀行総裁のタッカー氏、インド準備銀行総裁のラジャン氏である。

マーケット

EUR/USD

• EUR/USDは、青色のサポートラインから反発して、上昇した。欧州取引時間の早い段階で、同ペアは、重要な天井である1.3564(R1)と紫色の右肩下がりのチャネルの上限を目指している。弱気筋は、この水準近くで道を譲ると見られるが、もし、抵抗することができれば、価格は、短期的な流れである紫色のチャネル内で推移し続けるだろう。従来のトップを維持する限り、レートは、より低い高値とより低い安値を更新しているため、紫色のチャネルは有効であると考えられる。両オシレーターが依然として青色のラインを下回っており、同ペアのネガティブなモメンタムを裏付けている。しかし、50期間移動平均が引き続き200期間移動平均を上回っていることから、当面の下落の動きは、9月6日~10月3日の上昇局面の調整であると考えられる。

• サポート:1.3461 (S1), 1.3400 (S2), 1.3324(S3)

• レジスタンス:1.3564 (R1), 1.3644 (R2), 1.3706 (R3).

EUR/JPY

• EUR/JPYは、昨日、前回の上昇トレンドの50%フィボナッチ・リトレースメント水準でサポートを見出した後、急騰した。同レートは、短期的な右肩下がりのチャネルから脱出し、2つのレジスタンス・バリアーを続けて突破した。本原稿執筆現在、同ペアは、133.21(昨日のレジスタンス)を上方突破しており、もし強気なバイアスが続けば、次は134.00(R1)にある強力なハードルを試す展開が予想される。RSIは、青色のレジスタンス・ラインを突破している上、MACDが、プラスの領域に突入しており、さらなる上昇の動きを示唆している。

• サポート:133.21 (S1), 132.16 (S2), 131.45 (S3)

• レジスタンス:134.00 (R1), 134.94 (R2), 135.63 (R3)

GBP/USD

• GBP/USDは若干上昇したが、現在、心理的抵抗線である1.6000(R1)を若干下回る青色の上昇トレンドラインでレジスタンスを見出している。弱気筋は、この水準近くで強気筋を待ち構えており、この水準を再び越えることを許さない構えである。価格が、より低い高値とより低い安値を形成しつつあるため、右肩下がりの紫色のチャネルが、短期的に有効な流れであると考えられる。MACDオシレーターは引き続き弱気なゾーンにあるため、弱気な様相を完成している。

• サポート:1.5890(S1), 1.5716 (S2), 1.5561(S3)

• レジスタンス:1.6000 (R1)、1.6162 (R2)、1.6260 (R3)



• 金は、米国の立法者がデフォルトを回避すべく合意に達するとの期待感が高まったことと、アジアの身体装飾用の金に対する需要が低下していることを示す証拠を受けて、下落に転じた。金は、1291のバリアー(昨日のサポート)を突破した。1277(S1)を下方突破すれば、価格は、従来の安値を下回り、下落トレンドの持続を裏付けるだろう。しかし、直近で、金がこの水準を下回ったのは7月までさかのぼることになるため、そうした突破は難しいと見られる。MACDオシレーターが、ネガティブなモメンタムを示唆しているが、RSIが売られ過ぎの領域を脱したばかりであることから、近い将来、調整の波が訪れる可能性も無視できない。

• サポート:1277 (S1), 1260(S2), 1242 (S3)

• レジスタンス:1291 (R1), 1316 (R2), 1343 (R3)

原油

• WTIは、立法者が、米国の債務上限を引き上げるべく、合意に近付きつつあるとの兆候を受けて、急騰した。しかし、この流れは、青色の右肩下がりのチャネルの上限によってせき止められた。価格は、再び102.23(S1)のサポート水準を上回り、下落の流れが継続すれば、投資家は再びこの水準を試すだろう。両オシレーターは引き続き下落の流れを示しており、RSIは青色のレジスタンス・ラインでレジスタンスを見出した。しかし、弱気筋によって、WTIが101.02(S2)のフロアーを下回ることができなければ、下落トレンドのモメンタムが弱くなり始めるという懸念が浮上する。

• サポート:102.23 (S1), 101.02 (S2), 96.04 (S3)

• レジスタンス:104.19 (R1), 106.06 (R2), 108.13 (R3)

通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者

マーケット概要

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