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Daily Commentary - 10月28日2013年

発行済 2013-10-28 20:02
更新済 2019-12-18 20:45
概観

大半の通貨が、金曜日午前中の同じ時刻の水準に近いところで推移するなか、今朝のUSDはほとんど変わらずに推移している。USDは、日本株のパフォーマンスが良かったため、対JPYで最も大幅に上昇したが、その一方で、USDは、スカンジナビア通貨に対して低下した。金曜日のスウェーデンの製造業景況指数が予想よりも良かった上、本日、遅い時間にスウェーデンではデータ発表がさらに控えていることから(下記参照)、特にSEKに対して下落した。AUDおよびNZDは、中国の株価に伴い引き続き弱含んだ。

経済状況は変わり始めている。先週の米国のニュースは、コア耐久財指数が予想外の下落となり、消費者信頼感指数が大幅に下落するなど、かなり軟調な結果となった。米国政府の消費者信頼感は、50年間の調査の中で最低の水準を付け、来年所得が伸びると期待する世帯は全体の4分の1に留まった。一方、ドイツのIfo景況指数は依然として緩やかな伸びを示しており(ただし6ヵ月ぶりの低下となった)、欧州株への資金流入は記録的水準に達している。USD高を支えていたファンダメンタルは既に変化しているようで、米国からより良いデータが出始めるまで、USDは引き続き弱含む可能性が高いと考えられる。

本日の経済カレンダーは閑散としているが、週全体としては多くのデータが予定されている。本日、欧州からは重要性がそれほどでもないデータの発表しか予定されていない。イタリアの10月の企業景況指数で、9月の96.6から96.3への低下が予想される。また、スウェーデンの9月の小売売上高は、8月の前月比0.3%の伸びから、前月比0.6%の伸びへと加速することが予想される。そして、スウェーデンの9月の貿易収支については、8月の+32億スウェーデンクローネから+62億スウェーデンクローネへの急激な増加が予想される(NSA)。本日遅くには、米国の9月の鉱工業生産指数が、8月と同じ、前月比0.4%の上昇を示すと予想される。米国の9月の仕掛り住宅販売は、前月比で変わらずと予想されている。10月のダラス連銀製造業景況指数も発表が予定されているが、利用可能な予想は提示されていない。オーバーナイトでは、日本が、9月の失業率を発表する予定で、8月の4.1%から4.0%へと低下するだろう。今週全体としての大きなイベントは、火曜と水曜のFOMCミーティングである。通貨政策に変更があると予想する者はいないが、おそらく議論の焦点は、現在の裁量的な政策に代わり、より規則に基づいた正式な政策変更手法を制定するかどうかという点に集中するだろう。

マーケット

EUR/USD

• EUR/USDは、1.3800(S1)の重要な水準で引き続き揉み合いとなった。現在、同ペアは、この水準を若干上回るところで推移しているが、ロング派は、これ以上上昇させるほど強くはないようだ。私の見方では、RSIが買われ過ぎの領域を脱し、MACDがトリガーラインを下回っているため、さらなる保ち合いか、調整局面が訪れる可能性がある。しかし、従来の安値が維持される限り(短期的な紫色の旗)、バイアスは引き続き上方に傾いている。同レートの明るい側面は、50期間移動平均が依然として200期間移動平均を上回っており、上方を示唆していることによっても裏付けられている。
• サポート:1.3800 (S1), 1.3750 (S2), 1.3706 (S3)

• レジスタンス:1.3857 (R1), 1.3935 (R2), 1.4012(R3)

EUR/JPY

• 金曜日、EUR/JPYは、133.83(S1)水準と50期間移動平均から反発した後、上昇した。欧州時間の早朝、同ペアは、134.91(R1)のレジスタンス水準を試しており、この水準を明らかに突破すれば、新たな短期的高値に向けたイクステンションが生じるだろう。RSIが上昇しており、MACDが強気な領域にあるトリガーを上方にクロスしていることから、両モメンタム分析は、プラスの方向性を示唆している。

• サポート:133.83 (S1), 132.75 (S2), 132.16 (S3)

• レジスタンス:134.91 (R1), 135.48 (R2), 136.72 (R3)

GBP/USD

• GBP/USDは下落し、1.61612(S1)のバリアーでサポートを見出した後、若干上昇した。価格は再び強力な天井である1.6260(R1)を目指す可能性があるが、強気筋がこのハードルを超えることに再度失敗すれば、短期的な調整局面の始まりの最初の兆候となる可能性がある。しかし、50期間移動平均が200期間移動平均を上回っており、長期的上昇トレンドが依然として有効であることから、同レートの先行きは今のところ明るい。

• サポート:1.6162 (S1), 1.6125 (S2), 1.6000 (S3)

• レジスタンス:1.6260 (R1), 1.6375 (R2) and 1.6442 (R3)



• 金は、1343(S1)のサポート水準を試すことに成功した後、上昇した。本原稿執筆現在、金は、バリアーと、従来の下落トレンドの61.8%フィボナッチ・リトレースメント水準と一致する1364(R1)のレジスタンスの間で推移している。50期間移動平均が、200期間移動平均を上回る強気なクロスを達成し、上方への動きが続くことを示唆している。私の唯一の懸念は、RSIが先週70水準を何度も試しているため、さらなる上昇の波の前に戻しがあるかもしれないという点である。

• サポート:1343 (S1), 1322 (S2), 1305 (S3)

• レジスタンス:1364 (R1), 1391 (R2), 1415 (R3)

原油

• WTIは、97.70(R1)近辺で引き続き保ち合いとなった。次のレジスタンス水準である99.32(R2)と50期間移動平均近くに向けた調整が続くと予想される。MACD指標が、弱気な領域にあるものの、シグナルラインを超えていることから、さらなる上昇の動きが伺える。しかし、WTIが右肩下がりのチャネル内で推移しており、両移動平均を下回っていることから、全体的な下落トレンドは依然として有効である。

• サポート:96.00 (S1), 93.61 (S2), 91.22 (S3)

• レジスタンス:97.70 (R1), 99.32 (R2), 101.00 (R3)

通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者

マーケット概要

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