
欧州株とS&P 500やダウ平均株価、ナスダックなどの米指数先物は、午前の取引で上昇し、それによりアジア株も上昇した。これは、米中間での通商協議に楽観的な投資家がリスク選好を高めたことが要因である。
米国指数先物は4営業日続伸であり、11月以来で最長である。ドナルド・トランプ米大統領が「国境の壁」について言及した演説は、FRBの金融引き締め政策と米中通商協議の進展と比べて市場へ与える影響はほとんどなかった。ジェローム・パウエルFRB議長がハト派に転じたことで、投資家は市場に対して楽観的な見方をしている。そして、金曜日に発表された雇用統計が好調であったことによって、投資家は楽観的な見方をさらに強めることとなった。
米中貿易問題の進展によって自動車メーカーや炭鉱業者など輸出関連株が上昇し、ストックス欧州600は上昇した。
中国人民銀行(PBoC)が預金準備率を引き下げて流動性を提供したことにより、中国株への需要は高まった。結果、香港のハンセン指数は2.27%高となった。テンセント・ホールディングス(HK:0700)は3.8%高となり、同指数を牽引した。野村証券による目標株価の引き上げを受けて、中国移動通信(HK:0941)は1.72%高となった。
中国移動通信は高いシェアを確保しており、中国における5Gネットワークの普及から多大な利益を得られるとの予想を野村証券は示した。また、野村証券アナリストは同社の健全なバランスシートを引き合いにだした。
しかし、中国本土の上海総合指数は0.71%の上昇でアンダーパフォームであった。
昨日の米国株式市場では、FRBのハト派化と通商協議の進展によって株価は更に上昇した。ラッセル2000は1.38%高で3営業日続伸となった。同指数はアウトパフォームを続けているが、米中貿易協議への期待が外れることを示しているかもしれない。投資家が貿易戦争はすぐに終わると信じているのであれば、関税引き下げへの期待が高まるため、大型株が好まれ、小型株は下落するはずである。
S&P 500は0.97%高で4営業日続伸であり、全てのセクターで上昇した。利上げ鈍化の恩恵を受ける不動産で1.74%高、金融で0.08%高であった。
ダウ平均株価は1.09%高で3営業日続伸であった。第4四半期に高い出荷数であったボーイング(NYSE:BA)は3.79%高で同指数を牽引した。破産申請の検討が報じられたパシフィック・ガス・アンド・エレクトリック・カンパニー(NYSE:PCG)は、大幅に下落して7.34%安となった。
昨日のナスダック総合指数は1.08%高で3営業日続伸であった。テクニカル的には、首吊り線を形成しており、10月から12月の新たなレジスタンスラインを裏付けた。さらに、50日移動平均線と100日移動平均線は200日移動平均線を下回っている。
米10年国債利回りは4営業日続伸であった。12月のFOMC議事要旨の公開を前に2.7を超えて上昇した。
その一方で、FOMC議事要旨の公開を前にドルは下落し、ハト派に転じたFRBに更に注目が集まるかもしれない。
中国政府は消費刺激策に乗り出し、WTI原油価格は8営業日続伸して50ドルを上回った。また、この政策によって産業金属も上昇した。しかし、下降フラッグを形成しており、下放れする可能性がある。
このフラッグがいつ解消されるかを予想するのは難しいが、我々の見解では、11月23日から12月17日のサポートラインと12月4日以降の下降トレンドライン、10月4日以降の下降トレンドラインが重なる点がポイントになると予想している。上図の「X」であり、51ドルと52ドルの間である。
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