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Daily Commentary - 11月27日2013年

発行済 2013-11-27 17:36
更新済 2019-12-18 20:45
THE BIG PICTURE
  • USDがコモディティー通貨に対して力強く上昇する一方、EUR、GBP、CHFに対しては下落するという、またもやまちまちな動きの一日となった。USD/JPYはほとんど変わらなかった。
  • 米国では、リッチモンド連銀製造業指数と同様、建築許可件数が予想を上回るなか、住宅価格は予想通りあるいは予想を上回る結果となった。一方、消費者信頼感指数は予想を下回り、市場が予想していた上昇はならず、3ヵ月連続での低下となった。しかし、この水準でも、雇用情勢は改善しているため、すべての兆候が悪いというわけではなかった。しかし、米国の利回りは若干低下し、予想FFレートがさらに低下したため、USDも低下した。
  • コモディティー通貨の弱さは、おそらく、AUD高に対する懸念を表明したオーストラリア準備銀行高官による発言が原因であろう。オーストラリア準備銀行副総裁のロウ氏は、為替におけるさらなる調整を予想し、最近のスティーブンス総裁の発言をなぞる結果となった。CADは、WTI(在庫が、予想通り減少するのではなく、9週間連続で増加したと発表されたことを受けて低下した)に伴って低下した。NZDにおける急激な低下(直近24時間では対USDで0.75%の低下となり、G10通貨内では最悪のパフォーマンス)は、おそらくコモディティー価格における全般的な低下によるものと見られる。唯一の同国に特有のニュースが、NZDに対してプラス材料となった。それは、中国に対する輸出が記録的水準に達したため、10月の貿易赤字が1億6800万ニュージーランドドルと、予想よりも縮小し、実際のところ10月としては1990年代半ば以来最も縮小した。これに対する説明として考えられるのは、コモディティー価格における全般的な下落であろう。私の見解では、ニュージーランドにおける堅調な住宅価格と雇用データは、ニュージーランド準備銀行に対する利上げへの圧力が依然として続いていることを意味しており、NZDはAUDよりも上昇すると予想される。これは、買いの好機となる可能性がある。
  • 欧州のセッションは、85で変わらずと予想されているフランスの消費者信頼感指数と共に始まる。ノルウェーの9月の失業率も3.5%で変わらずと予想されている。英国の第3四半期のGDPに対する2回目の速報値は、当初の速報値である前四半期比+0.8%と同水準と予想される。この日遅くには、米国から、週1の11月23日の失業保険申請件数が発表される。10月の耐久財受注指数も発表される。総合指数は、9月の修正後+3.8%から、2.0%の低下に転じると予想されるが、輸送機器を除くと、受注指数は、9月の前月比-0.2%から前月比+0.5%になると予想される。シカゴ連銀の11月の購買担当者指数は、10月の65.9から60.0まで低下すると予想される。11月のミシガン大学消費者信頼感指数確報値は、73.1と、当初速報値の72.0から上昇すると予想される。耐久財受注コア指数における上昇と、消費者信頼感指数に対する上方修正は、USDに対する支持材料となる可能性がある。コンフェレンス・ボード先行指標は、9月の0.7%に対し、10月は変わらずと予想される。最後に、水曜日には2名の発言者が予定されている。ECBのアスムセン氏とイングランド銀行のアンドリュー・グレイシー氏である。
THE MARKET

EUR/USD

  • 昨日、EUR/USDは上昇し、1.3578のバリアー(昨日のレジスタンス)を上方突破した。同ペアは、従来の高値を超えることができたため、再びバイアスは上昇に転じた。ロング派が、彼らの勢いを続けることができれば、次のレジスタンスである1.3662(R1)を試すと予想される。その上、50期間移動平均が、200期間移動平均を上方にクロスしようとしているように見受けられる。そうしたクロスが生じれば、上昇トレンドの有意性は高まるだろう。
  • サポート: 1.3578 (S1), 1.3500 (S2), 1.3414 (S3)
  • レジスタンス: 1.3662 (R1), 1.3731 (R2), 1.3820 (R3)
USD/JPY

  • USD/JPYは101.36(S1)水準近くでサポートを見出して上昇した。強気筋は再び101.90(R1)のレジスタンスを試すだろう。このハードルを上方突破すれば、10月17日~25日の下落の波の261.8%フィボナッチ・イクステンション水準と一致する102.40(R2)のバリアーに向けたイクステンションが生じるきっかけとなるだろう。日足チャートでは、レートは、シメトリカル・トライアングル・フォーメイションの上限を上回って推移しており、さらなる上昇を示唆している。
  • サポート: 101.36 (S1), 100.43 (S2), 99.55 (S3)
  • レジスタンス: 101.90 (R1), 102.40 (R2), 103.60 (R3)
GBP/USD

  • GBP/USDは、1.6147(S1)のサポートバリアーと一致する短期的な上昇トレンドチャネルの下限でサポートを見出した後、上昇した。本原稿執筆現在、同ペアは、従来の下落の波の161.8%フィボナッチ・イクステンション水準に近い1.6260(R1)の天井に向けて推移しており、その水準で価格は強力なレジスタンスを見出すと予想される。レートがチャネル内で推移しており、50期間移動平均が引き続き200期間移動平均を上回っていることから、短期的なトレンドは今のところ引き続き有効である。
  • サポート: 1.6147 (S1), 1.6052 (S2), 1.6000 (S3)
  • レジスタンス: 1.6260 (R1), 1.6375 (R2), 1.6442 (R3)


  • は、右肩下がりのチャネルの上限と、1251(R1)でレジスタンスを見出した後、下落した。金がチャネル内で推移する限り、短期的方向性は引き続き下落トレンドである。日足チャートでは、価格は、ヘッド・アンド・ショルダーズ・トップ・フォーメイションとみられるかたちのネックラインをわずかに上回って推移しており、これを下方突破すれば、より大きな弱気な兆候となるだろう。
  • サポート: 1227(S1), 1211 (S2), 1177 (S3)
  • レジスタンス: 1251 (R1), 1269 (R2), 1290 (R3)
原油

  • WTIは、再び93.14(S1)のフロアーを試すべく低下した。WTIは、11月5日以来、このバリアーと95.36(R1)のレジスタンスの間で推移している。これらの水準のどちらかを突破すれば、WTIの新たなトレンドを示す最初の兆候となる可能性がある。今のところ、価格は、比較的長期的な右肩下がりのチャネル内にあり、9月23日以来、移動平均の弱気なクロスが引き続き有効である。
  • サポート: 93.14 (S1), 91.22 (S2), 89.32 (S3)
  • レジスタンス: 95.36 (R1), 98.81 (R2), 101.00 (R3)

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