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Daily Commentary - 12月04日2013年

発行済 2013-12-04 19:44
更新済 2019-12-18 20:45
THE BIG PICTURE
  • 火曜日、米国の株価は、投資家が利食い売りに走ったため、3日目の続落となった。月曜日には、米国の予想外に好調な製造業データがUSDを押し上げたが、火曜日には、利食い売りが、USDを大半の主要な通貨に対して押し下げた。今や投資家は、金曜日に発表される11月の雇用統計の発表を待っている。EUR/USDは、月曜日の下げ幅の大半を回復した後、ほとんど変わらずとなった。スペインの11月の失業率が予想外の低下となったことで、EURは強含んだ。英国の建設業が、6年超ぶりのペースで拡大したと報じられたことを受け、GBPは2011年以来の最高水準に近付いた。JPYは、株価が下落するなか、投資家が日本の通貨の相対的な安全性を求めたため、損失幅の一部を取戻した。水曜日、大きなリスク事象を控え、投資家が最近のラリーから利食い売りに転じことから、水曜日、アジア株の大半は下落した。AUDは、同国の第3四半期GDPが、予想よりも低調だったことを受けて、下落し、オーストラリア準備銀行によるさらなる利下げの可能性が注目されることとなった。CADは、中央銀行の金利決定を本日に控え、3年ぶりの低水準に近づいた。
  • 米国のインフレ懸念を理由に金融刺激策から恩恵を受けてきた金と銀は、5ヵ月ぶりに安値近くで取り引きされた。原油価格は高騰し、米国における石油の備蓄の予想外の減少と、新たなパイプラインによるテキサスの製油所への原油の輸送が来月始まり、それによって国内の原油備蓄が減少するというニュースから、先物は5週間ぶりの高値を記録した。
  • 月曜日に発表された11月の製造業PMIに続き、本日は、11月のサービス業PMIがイタリア、英国、米国から発表される。フランス、ドイツ、ユーロ全域に対するサービス業PMI確報値も発表され、同月のユーロ圏総合PMI確報値も発表される。英国の11月のサービス業PMIは、62.5から62.0へと落ち込むことが予想され、米国の11月のISM非製造業PMIは、55.4から55.0へと低下すると予想される。ユーロ圏から発表されるPMI以外の数値では、第3四半期のGDPデータと10月の小売売上高がある。ユーロ圏の第3四半期GDPの第2回速報値は、第1回速報値と同様の結果を示すと予想される。10月の小売売上高は、9月の0.6%の下落と変わらずと予想される。米国では、11月29日分のMBA住宅ローン申し込み件数、11月のADP雇用者数、10月の貿易収支、9月および10月の(10月が政府閉鎖であったため)新築住宅販売が発表される。金曜日に米国の非農業部門雇用者数を控え、ADP雇用統計は、11月は民間部門が、10月の13万件よりも多い、17万件の伸びを示すと予想される。米国の貿易赤字は、9月の418億ドルから10月の402億ドルにまで縮小したとみられる。新築住宅販売は、直近のデータである8月の42万1千件に対し、10月は42万9千件が予想される。最後に、FOMCが記録的な刺激策に対する変更を検討するためにFOMCが集まる2週間前に、FRBがベージュブック企業調査を発表する。その他では、カナダがオーバーナイト貸出金利を決定し、1.0%で変わらずと予想される。オーバーナイトでは、オーストラリアの貿易赤字が、9月の2億8400万AUDから10月は3億5千万AUDへと拡大することが予想される。
THE MARKET

EUR/USD

  • EUR/USDは、200期間移動平均の近くと1.3525(S1)の水準でサポートを見出した後、上昇した。欧州取引時間の早朝、同ペアは、1.3600(R1)のハードルを試しつつあり、この水準を上方突破すれば、次のレジスタンスである1.3662(R2)と右肩上がりのチャネルの上限を目指す可能性がある。レートが、チャネル内にある限り、青色のチャネルでマークされたトレンドは引き続き有効である。
  • サポート: 1.3525 (S1), 1.3414 (S2), 1.3317 (S3)
  • レジスタンス: 1.3600 (R1), 1.3662 (R2), 1.3731 (R3).
EUR/JPY

  • EUR/JPYは、上昇トレンドの前の下落の波の200%イクステンション水準を下回るところで保ち合いが続いた。このレジスタンスを上方突破すれば、前述の弱気な波の261.8%フィボナッチ・イクステンション水準に近い次のレジスタンスである142.53(R2)を目指す可能性がある。同ペアは、青色の上昇トレンドラインと移動平均の強気なクロスによって裏付けられている通り、引き続き上昇トレンドにある。
  • サポート: 138.00 (S1), 137.100 (S2), 135.91 (S3)
  • レジスタンス: 139.67 (R1), 142.53 (R2), 146.82 (R3)
GBP/USD

  • 昨日、GBP/USDは上昇したが、1.6442(R1)水準でレジスタンスを見出した後、若干低下した。同ペアは、現在、11月7日~12日の低下の200%イクステンション水準を上回るところで取り引きされている。ロング派が、価格をこのバリアーを超える水準で維持することができれば、彼らは再び1.6442(R1)のレジスタンスを試すとみられ、これを明らかに突破すれば、1.6536(R2)で、前述の低下の261.8%フィボナッチ・イクステンション水準に向けたイクステンションのきっかけとなる可能性がある。レートが青色のトレンドラインと両移動平均を上回って推移しているため、短期的なトレンドは引き続き右肩上がりである。
  • サポート: 1.6346 (S1), 1.6260 (S2), 1.6147 (S3)
  • レジスタンス: 1.6442 (R1), 1.6536 (R2), 1.6736 (R3)


  • 金は、保ち合いモードで推移し、1227(R1)のレジスタンス・バリアーを若干下回る水準に留まっている。弱気筋が、価格をこの水準未満で維持することができれば、この攻防は1200を下回るところにまで引っ張られると予想される。日足チャートでは、金は、ヘッド・アンド・ショルダーズ・トップ・フォーメイションとみられるかたちのネックライン(水色の線)を下回って推移しており、さらなる低下の可能性が高まっている。
  • サポート: 1205(S1), 1180 (S2), 1156 (S3)
  • レジスタンス: 1227 (R1), 1254 (R2), 1269 (R3)
原油

  • WTIは、昨日上昇し、95.36のバリアーを突破した。本原稿執筆現在、価格は98.81(R1)に向けて推移している。50期間移動平均は200期間移動平均を下回っているが、上方を示唆していることから、近い将来強気なクロスが、上昇の継続の有意性に拍車が掛けるだろう。
  • サポート: 95.36 (S1), 92.00 (S2), 90.10 (S3)
  • レジスタンス: 98.81 (R1), 101.10 (R2), 103.15 (R3)

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