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Daily Commentary - 12月24日2013年

発行済 2013-12-24 19:53
更新済 2019-12-18 20:45
THE BIG PICTURE
  • 同じ話、同じ結末:再び米国の底堅い経済ニュースが、株価を押し上げ、FFインプライド金利を押し上げたが、USDは大きく後塵を拝することとなった。今朝、USDは、対AUD、対JPY、対NZDで上昇し、対SEK、対CAD、対NOK、対CHFでは下落した。
  • 11月の名目個人消費支出(PCE)は、上方修正の後、+0.5%の上昇となったが、個人所得は+0.2%の上昇にとどまり、この差は、貯蓄によって埋め合わされることとなった。したがって、貯蓄率は0.3%下落の+4.2%となった。この水準の支出から、第4四半期のGDPレポートが3%~4%とさらに拡大することが伺える。好調なデータによって、投資家は既にFRBの政策の行方に関して再考し始めており、FFレート先物におけるインプライド金利は、さらに8bp上昇した。しかし、ニューヨーク取引においてUSDは全般的に弱含んだが、これはポジション・スクエアリングによるものとみられる。最近の好調な指標とFRBの意図の全面的な見直しを考えれば-市場は現在、2016年半ばまでにもう一段の利上げがあることを折り込み済み-年末のポジション・スクエアリングが終わり、新年の始まりと共に、USDの強力なラリーが始まると予想される。USD/JPYに関しては少なくとも、2013年の安値が1月2日であったということは肝に銘じるべきだろう。
  • CADは、堅調な経済ニュースを受けて上昇した。10月のカナダのGDPは、昨日発表され、カナダ経済は、10月には0.3%と予想以上の拡大を示した。これで4ヵ月連続の拡大となった。また、11月の家計与信と企業与信にもある程度の強さが見られた。しかし、CADは全上げ幅を維持することができず、同ペアは再び下落し、前日比では若干の上げ幅に留まった。
  • 昨日の商いは非常に薄かった。ほぼニューヨークの正午までには終わっていたようだ。本日はさらに細る可能性がある。欧州の経済カレンダーでも特に見るべきものはない。欧州から発表される唯一の指標は、フランスの第3四半期GDP確報値である。予想は前四半期比-0.1%で、当初速報値と同水準である。
  • 米国では、11月の耐久財受注指数が発表される。総合指数は、10月の修正後-1.6%から一転して、前月比2.0%の上昇を示すと予想される。輸送機器を除く数値は、前月の修正後+0.4%から+0.7%へと加速することが予想される。米国の10月の連邦住宅資金公団(FHFA)の住宅価格指数は、9月の+0.3%よりも加速して、0.5%の上昇となったことが予想される一方、11月の新築住宅販売は、前月比0.9%の下落を示すと見られるが、これは、10月に前月比25.4%の伸びを示しているだけに驚くに値しない。12月のリッチモンド連銀製造業指数は、13から10に低下すると予想される。理論だけを考えれば、このニュースは、堅調な米国経済との見方に拍車を掛け、USDを押し上げるとみられるが、最近はそうはならないようだ。
  • 明日は、本コメントを休刊とします。
THE MARKET

EUR/USD
graph
  • EUR/USDは1.3710(R1)のレジスタンス水準に達した後、下落し、従来の1.3800(R2)よりも低い高値を形成しつつある。1.3625(S1)のハードルを明らかに下方突破すれば、現在形成されようとしている、より低い安値を確認するとみられ、弱気筋が次のバリアーである1.3540(S2)を目指す可能性がある。MACDオシレーターは引き続き下落の道を辿っており、ストキャスティックスは、80水準近くでレジスタンスを見出し、%Kが%Dを下方にクロスして下落した。
  • サポート: 1.3625 (S1), 1.3540 (S2), 1.3490 (S3)
  • レジスタンス: 1.3710 (R1), 1.3800 (R2), 1.3830 (R3)
EUR/JPY
graph
  • EUR/JPYは上昇し、横ばい推移から脱出しようとしているようだ。同ペアは、現在、140.88(S1)のサポートと142.80(R1)のレジスタンスに挟まれたレンジの上限を試しつつある。このレジスタンスを上方突破すれば、146.85(R2)にある次のバリアーに向けた強気なイクステンションのきっかけとなるだろう。50期間移動平均が、200期間移動平均を上回っており、価格動向に対して信頼できるサポートを提供している。
  • サポート: 140.88 (S1), 139.67 (S2), 138.00 (S3)
  • レジスタンス: 142.80 (R1), 146.85 (R2), 148.75 (R3)
GBP/USD
graph
  • GBP/USDは、1.6320(S1)のサポートと1.6395(R1)のレジスタンスの間で引き続き保ち合いとなった。さらなる上昇を確認するためには、レートが1.6465(R2)の高値を超えるのを確認する必要があり、下落トレンドを確認するためには、1.6260(S2)の重要なサポートを下方に下回るのを確認する必要があることから、私は同ペアに対しては依然として中立的である。両モメンタム分析は中立的水準近くにあり、同ペアの横ばいレンジを裏付けている。
  • サポート: 1.6320 (S1), 1.6260 (S2), 1.6140 (S3)
  • レジスタンス: 1.6395 (R1), 1.6465 (R2), 1.6570 (R3)

graph
  • も、月曜日の静かな取引の中、保ち合いモードで推移した。金がより低い高値とより低い安値を形成しつつあることから、バイアスは下方に傾いていると考えられる。50期間移動平均は依然として200期間移動平均を下回るなか、両モメンタム分析が下落の道を辿っていることから、価格動向に対する悲観的な様相が完成している。
  • サポート: 1187 (S1), 1180 (S2), 1155 (S3)
  • レジスタンス: 1210 (R1), 1224 (R2), 1251 (R3)
原油
graph
  • 月曜日、WTIは若干低下し、現在98.90を下回る水準に戻っている。価格は、右肩上がりのチャネルの下限をも若干下方突破した。弱気筋が、引き続き価格を、これらを下回る水準に抑えることができれば、97.25(S1)のサポートバリアーに向けたイクステンションの可能性がある。一方、WTIについては、さらなる上昇を確認するためには、現在の下落トレンドの38.2%フィボナッチ・リトレースメント水準と、切りの良い100(R2)に挟まれたレジスタンス領域を超える必要があるだろう。WTIは、両移動平均を上回って推移している上、チャネル内に回帰していることから、現在の脱出が単なる見かけ上のブレイクアウトであるとも考えられる。
  • サポート: 97.25 (S1), 95.35 (S2), 92.00 (S3)
  • レジスタンス: 98.90 (R1), 100.00 (R2), 101.10 (R3)

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