経済カレンダー
EUR/USD
- 本日は、スウェーデンの11月の貿易統計と小売売上高で始まる。同国の貿易収支に関する予想は提示されていないが、小売売上高は、10月の前月比0.0%に対し、11月は前月比0.4%の上昇を示すと予想される。イタリアの12月の企業信頼感指数が、98.1から99.0への上昇を示すと予想される。
- 本日遅くには、米国の11月の仕掛住宅販売指数が、10月の前月比-0.6%から、前月比1.0%の上昇に転じると予想される。これにより、前年比は-2.2%から-0.2%まで上昇するだろう。12月のダラス連銀製造業景況指数は、1.9から2.0への上昇を示すと予想される。
- 今週のその他の日については、火曜日には、10月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数、12月のシカゴ購買担当者指数、12月のコンフェレンス・ボード消費者信頼感指数が発表される。水曜日のアジア時間午前中には、中国が、12月の製造業PMI指数を発表する。その他の製造業PMI指数は、木曜日に発表される。フランス、ドイツ、ユーロ全圏からは、12月の確報値が発表される。また、イタリア、スウェーデン、英国、米国からも、12月の製造業PMIが発表される。最後に金曜日には、中国が、非製造業PMIを、イタリアが12月のCPI速報値を発表する。英国からは、12月の全英住宅価格指数、同月の建設業PMI、11月の住宅ローン承認件数が発表される。ユーロ圏の11月のM3の年間伸び率も、発表される。
EUR/USD
- EUR/USDは、金曜日、急騰したが、1.3893(R2)を記録した後、その日の上げ幅の大部分を戻すこととなった。本原稿執筆現在、同ペアは、1.3710(S1)のバリアーを上回って推移しており、この水準近くで反発すれば、再び、1.3830(R1)に近いレジスタンス領域を試す可能性がある。レートは、両移動平均と青色のトレンドラインを上回って推移していることから、今のところ、上昇傾向が依然として有効であると考えられる。状況が消極的なものに転じるには、1.3625(S2)を下方突破する必要がある。
- サポート: 1.3710 (S1), 1.3625 (S2), 1.3540 (S3)
- レジスタンス: 1.3830 (R1), 1.3893 (R2), 1.4170 (R3)
- USD/JPYは引き続き上昇し、現在、105.45(R1)と10月17日~25日の弱気な波の423.6%フィボナッチ・イクステンション水準の間にあるレジスタンス領域を若干下回っている。価格が、青色のサポートラインと50期間移動平均に充分支えられていることから、短期的トレンドは依然として有効である。しかし、RSIは、買われ過ぎの領域にあり、下落を示唆していることから、強気筋が再び隆盛となる前には戻しが生じると予想される。
- サポート: 103.90 (S1), 102.14 (S2), 101.12 (S3)
- レジスタンス: 105.45 (R1), 108.25 (R2), 110.60 (R3)
- EUR/GBPは、0.8390(R1)のバリアーで再びレジスタンスを見出した後、下落した。現在、同ペアは、0.8330(S1)での、前回の短期的な上昇の61.8%フィボナッチ・リトレースメント水準での3回目のトライアルに向けて推移している。この障害を明らかに下方突破すれば、次のサポート水準である0.8292(S2)を試す可能性がある。日足チャートでは、レートは、右肩下がりのチャネル(紫色のライン)内に留まっている。
- サポート: 0.8330 (S1), 0.8292 (S2), 0.8260 (S3)
- レジスタンス: 0.8390 (R1), 0.8431(R2), 0.8462 (R3)
- 金は、保ち合いモードで推移し、前回の弱気な波の50%リトレースメント水準近くに留まった。RSIは下落方向を示唆しており、MACDは、トリガーラインを今にも下方にクロスしようとしているように見受けられる。金が青色の下落トレンドラインを下回って推移しており、50期間動平均が依然として200期間移動平均を下回って推移していることから、最近の上昇は、上方への調整の波であると考えられる。トレンドラインと1224(R2)のレジスタンスを突破した場合に初めて、我々の分析を見直す根拠となるだろう。
- サポート: 1187 (S1), 1180 (S2), 1155 (S3)
- レジスタンス: 1212 (R1), 1224 (R2), 1251 (R3)
- WTIは、どうにか100.00の重要なバリアーを上回った。強気筋が充分に強く、この攻防を上方に押し上げ、101.10(R1)のレジスタンス水準を突破することができれば、我々は、103.15(R2)にある次のレジスタンスに向けたイクステンションに見舞われる可能性がある。価格が、右肩上がりのチャネル内に留まっており、50期間移動平均が、200期間移動平均を上回っていることから、WTIの強気な様相が伺える。
- サポート: 100.00 (S1), 98.90 (S2), 97.25 (S3)
- レジスタンス: 101.10 (R1), 103.15 (R2), 104.45 (R3)