S&P500種は最高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は会合後に発表した声明で、経済活動は持ち直してきたと指摘、低金利を「相当な期間」維持すると想定していると述べた。S&P500 種株価指数 は0.8%上昇して1956.98。ダウ工業株30種平均は98.13ドル(0.6%)高の16906.62ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇し、 2000年以来の高水準で取引を終えた。この日、MSCIオールカントリー世界指数は最高値をつけた。FOMCは17-18日に開催した定例会合後に声明 を発表し、債券購入額を月350億ドルにする方針を発表。この縮小ペースを維持すると、年内に資産購入プログラムは終了する。FOMCは声明で「委員会は 今後の会合において慎重ながらも一段と資産購入ペースを落とす可能性が高い」と述べ、「委員会は引き続き、特にインフレが引き続き委員会の中長期的な目標 である2%を下回ると予測される場合、そして中長期のインフレ期待が引き続きしっかりと抑制される場合には、資産購入プログラムが終了した後も相当な期 間、FF金利誘導目標を現在のレンジで据え置くことが適切であろうと想定している」と続けた。
18日の欧州株式 相場は前日からほぼ変わらず。イラク情勢を手掛かりに石油・ガス関連銘柄が買われた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表も注目された。
日経平均株価も 245円36銭(1.6%)高の1万5361円16銭と3月高値を抜け、1月29日以来の水準を回復した。重要イベントを無事通過し、日経平均は終値での 直近高値(1万5124円、9日)、3月7日高値(1万5274円)を次々上抜け、TOPIXに続きおよそ5カ月ぶりの高値水準に戻した。きょうのジャス ダック指数 は0.2%安と足元活況だった中小型株の勢いが衰える中、東証1部の時価総額と流動性上位30銘柄で構成されるTOPIXコア30指数 は1.9%高と上げが目立った。株価指数先物・オプションの特別清算値(SQ)算出日を除けば、東証1部の売買代金は3月24日以来、3カ月ぶりの多さ だった。
金相場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表後に上昇。声明で低金利継続の見通しが示されことを背景に、代替投資の金買いが膨らんだ。
小麦価格が弱気相場入りする可能性が高まっている。