前日の米国株は、ダウ工業株30種平均がわずかながら高値を更新し、欧州ではストックス欧州600指数 が6年ぶりの高値を再び付けた。欧州中央銀行(ECB)が先週決定した追加金融緩和が一段の株高につながる、との見方が支援材料だった。4月月初から前日 までの世界の主要株価指数の騰落状況を見ると、TOPIXはプラス2.2%と、米S&P500種株価指数のプラス4.2%、独DAX指数のプラス5%など に対しアンダーパフォームしている。
一方、経済協力開発機構(OECD)が10日に発表した4月の景気先行指数は、OECD加盟国で100.6と前月比横ばいだが、改善と悪化の分かれ目である100を上回る状況が続く。アジアや日本がやや低下した半面、ユーロ圏、米国は堅調を維持した。
金先物相場は続伸。一時はほぼ2週間ぶりの高値をつけた。この日の貴金属市場では南アフリカでのスト長期化見通しから、パラジアムとプラチナが急伸した。
銅先物相場は小上昇した。