アンチセンス・セラピュティックス(Antisense Therapeutics Ltd)は、オーストラリアを拠点とするバイオテクノロジー企業である。【事業内容】希少疾患のアンメットマーケット向けのアンチセンス医薬品の開発と商業化に取り組む。製品候補であるATL1103は、成長ホルモン受容体(GHr)の発現を遮断し、それによって血中のホルモンインスリン様成長因子-I(IGF-I)のレベルを低下させるように設計されたアンチセンス薬である。ATL1103は先端巨大症の臨床開発中である。製品候補であるATL1102は、免疫細胞分子である最晩期抗原4(VLA-4)を標的とするアンチセンス阻害剤である。多発性硬化症(MS)患者を対象としたATL1102の第IIa相有効性及び安全性試験を完了した。デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者を対象としたATL1102の臨床開発を行い、DMD患者を対象としたATL1102の第II相臨床試験を行う。