リペラ・ファーマシューティカル(Lipella Pharmaceuticals Inc)は、臨床ステージのバイオテクノロジー企業である。【事業内容】既存のジェネリック医薬品に含まれる活性剤を再製剤化し、その再製剤を新しい用途に最適化することで新薬を開発することに注力する。主要な製品候補にはLP-10とLP-310がある。LP-10は、タクロリムスの独自製剤で、独自のメタステーブルリポソーム薬物送達プラットフォーム(Platform)を用いて、膀胱内腔の局所的な沈着に特化して最適化されたものである。LP-310は、タクロリムスの独自リポソーム製剤で、特に口腔粘膜への局所投与に最適化される。準安定リポソーム薬物送達プラットフォームは、内皮表面を持つ体腔への疎水性薬物の局所送達に最適化される。膀胱粘膜への直接的な薬物送達を可能にする技術である。また、本プラットフォームを用いた口腔扁平苔癬(OLP)治療薬の開発も行う。