パックスメディカ(PaxMedica Inc)は、臨床段階にあるバイオ医薬品企業である。【事業内容】自閉症スペクトラム障害(ASD)を含む神経発達障害から筋痛性脳脊髄炎・慢性疲労症候群(ME・CFS)まで、難治性の神経症状を有する疾患の治療に向けた抗プリン体作動薬治療(APT)の開発に重点を置く。製品候補としては、PAX-101とPAX-102がある。PAX-101は、ASDの治療薬として、またME・CFSやロングCOVID-19症候群(LCS)など他の疾患に対するスラミンの使用に関する臨床的理解を深めるための静脈内投与製剤で、リードプログラムである。また、寄生虫Trypanosome brucei rhodesienseによって引き起こされる東アフリカ人アフリカトリパノソーマ症(HAT)の治療薬として、PAX-101の開発にも注力する。さらに、神経症を適応症とするスラミンの経鼻製剤であるPAX-102の開発にも注力する。