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来週の相場で注目すべき3つのポイント:ソフトバンク決算、黒田総裁講演、米小売売上高

発行済 2015-05-09 19:40
更新済 2015-05-09 20:00
来週の相場で注目すべき3つのポイント:ソフトバンク決算、黒田総裁講演、米小売売上高
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■株式相場見通し 予想レンジ:上限19800-下限19200円 来週は、米雇用統計の結果を受けた米株高の流れを受けて、買いが先行する相場展開が見込まれる。
一方で、今回の雇用統計が予想を上回ったことにより、1-3月期の米経済の停滞は一過性との見方となりやすく、9月の利上げに対する確度が一段と強まることになりそうだ。
2013年のバーナンキ発言をきっかけとした「バーナンキ・ショック」が記憶に新しいだけに、しばらくは米国市場の動向を警戒する必要があるとみておきたい。
また、決算発表が本格化するなか、今週は1800社程度の発表が予定されている。
注目されるところでは、ソフトバンク (TOKYO:9984)のほか、三井住友 (TOKYO:8316)、三菱UFJ (TOKYO:8306)などメガバンクや第一生命 (TOKYO:8750)、NTT (TOKYO:9432)。
また、三菱地所 (TOKYO:8802)などの大手不動産といった主力企業の決算が予定されている。
先週の任天堂 (TOKYO:7974)のような需給良好の銘柄については、決算をきっかけにショートカバーを誘う流れに向かわせやすい。
急伸局面で信用売り残高が積み上がりやすく、これが先高期待を強める一因にもなりやすい。
また、中小型株や低位材料系の銘柄には、決算を受けて短期筋の資金が集中しやすいだろう。
その他、経済指標では11日にユーロ圏財務相会合、12日にEU財務相理事会が開催される。
13日に3月の国際収支、ユーロ圏1-3月期GDP(域内総生産)速報値、4月の米小売売上高が発表される。
その他、15日に日本銀行の黒田総裁が読売国際経済懇話会で講演する。
■為替市場見通し 来週のドル・円は今週のドル・円はやや強含みか。
環太平洋経済連携協定(TPP)の日米交渉が合意間近との期待感が浮上していること、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や民間機関投資家による外貨建て資産の投資増額の期待は高いことから、ドルはやや強含みに推移すると予想される。
円高・ドル安要因としては、日本銀行による追加緩和へ期待が低下していることやギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念が挙げられる。
ギリシャの債務協議が難航した場合、リスク回避的な円買い・ドル売りが強まる可能性があるため、ギリシャ政府と国際債権団との協議の行方は注目されそうだ。
■来週の注目スケジュール 5月11日(月):車名別新車販売台数、ソフトバンク決算、G7エネルギー相会議など 5月12日(火):景気動向指数、米財政収支、ディー・エヌ・エー決算など 5月13日(水):国際収支、中鉱工業生産指数、独1-3月GDP速報値、米小売売上高など 5月14日(木):工作機械受注、オフィス空室状況、米新規失業保険申請件数など 5月15日(金):黒田日銀総裁が講演、三菱UFJFG決算、米鉱工業生産指数など

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