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欧州市場サマリー(29日)

発行済 2009-09-30 04:32
EUR/JPY
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     1318GMT         28日

ユーロ/ドル   1.4563       1.4619

ドル/円   90.030 89.600

ユーロ/円   131.12 131.02

              29日終値     前営業日終値

株 FT100 5159.72(‐ 5.98)  5165.70

  クセトラDAX     5713.52(‐22.79) 5736.31

金 現物午後値決め 989.50 991.75

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.285 (‐0.015)  0.380(0.377)

独連邦債2年物 1.255(1.236)

独連邦債10年物(12月限) 121.73 (+0.17) 3.222(3.255)

独連邦債30年物   3.928(3.976)

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 <為替> ドルが対円で上昇。藤井裕久財務相の閣議後の会見を受け、前日つけた8カ

月ぶり安値から戻した。

 藤井財務相は29日の閣議後の会見で、同財務相の発言が為替市場に影響を与えている

との見方があることについて「継続的な通貨安政策は世界経済を破滅させる」との持論を

繰り返した上で、円高是認とは一言も言っていないとし、異常な為替動向にはしかるべき

措置を講じると語った。

 <株式> ロンドン株式市場は反落。失望を誘う内容の米指標が圧迫材料となったほか、

携帯電話大手ボーダフォンや鉱山株の売りが優勢となった。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は値動きの荒い展開となった。

 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラーが発表した7月の米住宅

価格指数が3カ月連続で上昇したことを受け、英株式相場は一時堅調となった。しかし、

9月の米コンファレンス・ボード(CB)消費者信頼感指数が予想外に低下したことを受

け、値を消した。

 ブリューイン・ドルフィンの首席ストラテジスト、マイク・レンホフ氏は、市場が調整

の機会をうかがっていたとの見方を示した。

 中国の需要の強さをめぐる根強い懸念が鉱山株を圧迫した。アングロアメリカン

は28日、中国の商品(コモディティ)需要の伸びが短期的に鈍化する可能性を

指摘した。

 ロンミン、ランドゴールド・リソーシズ、アングロアメリカン、エクス

トラータ、リオ・ティントは0.6─3.2%値下がりした。

 不動産株も安い。クレディ・スイスが不動産セクターの投資判断を「オーバーウエート」

から「ベンチマーク」に引き下げた。

 ブリティッシュ・ランド、ハマーソン、ランド・セキュリティーズ

は1─2.8%安。

 ボーダフォンは2%安。米アップルの携帯電話端末「iPhone(アイフォ

ーン)」の国内販売を2010年から開始することで合意したと発表した。この動きは価

格競争につながる可能性がある。

 一方、金融株は堅調。フランスの大手銀行BNPパリバが43億ユーロ

(63億ドル)規模の増資を行い、金融危機に際して政府から注入を受けた資金を早期に

返済する方針を明らかにした。

 バークレイズ、スタンダード・チャータード、ロイヤル・バンク・オ

ブ・スコットランド(RBS)、ロイズ・バンキング・グループ、HS

BCは0.4─1.2%高。

 保険株ではリーガル&ジェネラルが前日の5.2%高に続き、この日も4.8

%上昇した。英資産家クライブ・カウデリー氏率いる投資会社レゾリューション

による買収観測が高まっている。

 アヴィヴァ、スダンダード・ライフ、プルーデンシャル、オール

ド・ミューチュアルは0.3─3%高。

 欧州株式市場はFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>が小幅続伸。BNPパ

リバがフランス政府の保有する株式買い戻しに向けて増資を行う方針を示した

ことを好感し、銀行株が上昇した。この日発表された米指標はまちまちの内容となった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.83ポイント(0.08%)高

の1002.25。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は6.68ポイント(0.23%)安の

2892.44。

 金融株の上げが目立った。BNPパリバは2.4%高。51億ユーロ相当の仏政府保有

の議決権を伴わない株式の買い戻しに向け、43億ユーロ規模の増資を行うことを明らか

にした。

 バークレイズ、ソシエテ・ジェネラル、ウニクレディト

1.2―2.2%上昇した。

 金属価格が下落し鉱山株に売りが出た。BHPビリトン、リオ・ティント

、アングロ・アメリカン、ロンミン、エクストラータ

0.6―3.2%安。

 この日の米経済指標は、7月のケース・シラー住宅価格指数の主要20都市圏の価格を

示す指数が前月比1.6%上昇と予想を上回り、3カ月連続で上昇する一方、コンファレ

ンス・ボード(CB)が発表した9月の消費者信頼感指数は53.1と、前月の54.5

から予想外に低下した。

 欧州市場の引けにかけて米株価は軟調となった。

 個別株では、ボーダフォンが2%値下がりした。ICAPが同社の投資判断を

「セル」で開始した。ICAPは、ボーダフォンの欧州における収入について、今後数四

半期に目立って上向く公算は低いとの見通しを示した。

 ボーダフォンはこの日、米アップルの携帯電話端末「iPhone(アイフォ

ーン)」の英国での販売を2010年から開始することで、アップルと合意したことを明

らかにした。 

 <ユーロ圏債券> おおむね上昇。9月の米コンファレンス・ボード(CB)消費者信

頼感指数が予想外に低下したことを背景に低リスク資産への需要が高まり、比較的安全と

される独連邦債に買いが入った。

 市場はこの日、およそ97億ユーロ規模のイタリア国債入札を円滑に消化した。今週は

ユーロ圏で総額310億ユーロ規模の入札が実施される。

 米消費者信頼感指数の低下を受けて米経済の回復をめぐる懸念が再燃。同日発表された

7月のケース・シラー住宅価格指数は3カ月連続で上昇したものの、影響は打ち消された。

 ウエストLB(ロンドン)のストラテジスト、ジョン・デイビス氏は「回復が必ずしも

弾みをつけていないことを示す兆候となった」と指摘。「株式などのリスク資産に対する

ハードルを若干引き上げ、債券市場を支援した」と述べた。

 独連邦債先物12月限は前営業日の清算値から18ティック高の121.74。

日中に一時121.25まで値を下げたほか、時間外取引で上昇幅を広げ121.80を

つけた。

 出来高は約75万枚。今月の平均である約73万3500枚を上回った。

 独連邦債10年物利回りは、2.4ベーシスポイント(bp)低下し、

3.225%となった。同2年物利回りは1.9bp上昇し1.255%だっ

た。

 2・10年物の利回り格差はおよそ4bp縮小し197bp。

 リスク許容度が低下するなか、独連邦債がほかのユーロ圏国債と比べて選好され、10

年物のイタリア国債と独連邦債との利回り格差は約3bp拡大し77bpと

なった。

 ドイツは30日に50億ユーロ規模の国債入札を実施予定。10月1日にはスペインと

フランスが入札を予定している。

 また欧州中央銀行(ECB)はこの日、1%の固定金利で無制限の1年物資金供給オペ

を実施。30日に発表される結果の内容に投資家の関心が集まっている。

              [東京 30日 ロイター]

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