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欧州市場サマリー(16日)

発行済 2009-06-17 04:16
EUR/JPY
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BP
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    1346GMT 15日

ユーロ/ドル 1.3875 1.3789

ドル/円  96.790 97.820

ユーロ/円 134.34 134.89

              16日終値     前営業日終値

株 FT100 4328.57(+2.56) 4326.01

  クセトラDAX     4890.72(+0.78) 4889.94

金 現物午後値決め 934.00 932.25   

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  98.825 (+0.015)  0.768(0.775)

独連邦債2年物 1.629(1.650)

独連邦債10年物(9月限) 119.63 (+0.15) 3.519(3.526)

独連邦債30年物   4.293(4.278)

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 <為替> ドルが全般的に下落。世界にはドル以外の準備通貨が必要とのロシア大統領

発言がドルを圧迫している。

 米住宅着工件数が増加に転じ、米卸売物価指数が予想以上に小幅な伸びにとどまったこ

とも、安全資産としてのドル需要を抑え豪ドルなど高利回り通貨に買いが集まる要因とな

った。

 <株式> ロンドン株式市場はほぼ変わらず。ディフェンシブ銘柄が堅調となる一方、

石油・鉱山株などは値下がりした。

 通信・医薬品・食品小売り・たばこなどのディフェンシブ銘柄に買いが入った。経済を

めぐる懸念が再浮上するなか、安全とみられる資産に投資家の目が向けられた。

 ボーダフォンは1.6%高。グラクソ・スミスクライン、ブリティッシ

ュ・アメリカン・タバコがともに0.7%上昇した。

 ETXキャピタルのシニア・トレーダー、ミック・ミルズ氏は「朝方発表された5月の

英消費者物価指数(CPI)が予想を上回った。投資家はインフレ圧力を再び意識するよ

うになり、相場の重しとなった」と語った。

 5月の英CPIは前月比0.6%、前年比2.2%それぞれ上昇した。コンセンサス予

想は前月比上昇率が0.3%、前年比上昇率が2.0%だった。

 英通信大手BTグループは8%高。モルガン・スタンレーが投資判断を「オーバ

ーウエート」に引き上げたほか、目標株価も上方修正した。

 小売テスコは1.5%上昇。第1・四半期の英売上高が9.7%増と堅調だっ

た。

 こうしたなか、石油株が軟調だった。BGグループが2.2%、BP

0.2%、ロイヤル・ダッチ・シェルが0.1%それぞれ下落。原油価格が1バ

レル72ドル近辺で安定推移するなか、石油株は一時上昇したものの下げに転じた。

 鉱山株も売り優勢だった。需要懸念が再燃し、金属価格が前週つけた08年末以来の高

値を大幅に下回る水準で推移している。リオ・ティントが2.5%安。ユーラシ

アン・ナチュラル・リソーシズ、BHPビリトン、アングロ・アメリカ

、カザキミスは0.5―1.6%安。

 銀行株はまちまち。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、ス

タンダード・チャータード(スタンチャート)銀行、ロイズ・バンキング・グル

ープが0.5―3.7%上昇した。

 一方、HSBCは1.6%安、バークレイズも0.6%下落した。

 欧州株式市場は小幅続落。ディフェンシブ銘柄に買いが入ったものの、軟調な銀行株や

景気回復をめぐる強弱まちまちのシグナルに圧迫された。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.93ポイント(0.11%)安

の862.41。一時、870.47に上昇した。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.43ポイント(0.22%)安の

2425.97。

 一部アナリストは、相場が最近上昇し過ぎていたと指摘する。チャールズ・スタンレー

のストラテジスト、ジェレミー・バットストーンカー氏は「回復があるだろうとの見方を

背景に株高となっていが、これまでのところ指標には確証付けられていない。日経平均を

除き、主要株式指数は鍵となる抵抗水準を上抜けることができずにいる」と述べた。

 この日発表された米指標は強弱まちまちの内容だった。5月米住宅着工・許可件数は過

去最低水準となった前月から大幅増となった。一方、5月米鉱工業生産指数は予想以上に

低下した。

 ディフェンシブ株は堅調。小売大手テスコは1.5%高。英国内の四半期売上

高が2年ぶりの伸びとなり、競合他社との格差を縮小していると発表した。セインズベリ

も1.1%高。

 通信株ではBTが8%高。モルガン・スタンレーが投資判断を「オーバーウエー

ト」に引き上げたことを好感した。ボーダフォンも1.6%高。

 医薬品株ではグラクソ・スミスクラインが0.7%、サノフィ・アベンティス

が1.1%それぞれ上昇した。

 ギリシャ最大手のギリシャ国立銀行は10%安。最大12億5000万ユー

ロの株主割当増資をめぐり週内に取締役会を開くことを明らかにした。

 他の金融機関では、UBS、BNPパリバ、ソシエテ・ジェネラル

、ウニクレディトが2.3─4.1%下落した。

 <ユーロ圏債券> 終盤にかけて売り圧力が強まった。株式市場が小幅高となるなか、

4年ぶりに引受銀行を通じて発行された英国債入札が一部で失望を誘った。

 70億ポンドの英国債(2034年償還)入札をこなしたものの、一部では不安が出て

いる。モニュメント・セキュリティーズの債券アナリスト、マーク・オズワルド氏は、新

発の英国債を投資家が新規に購入したのではなく、既存の英国債やユーロ圏債券と入れ替

えた可能性があると指摘した。

 一方、アイルランドとオーストリアの国債入札は堅調となり需給懸念が和らいだ。米鉱

工業生産が予想以上の落ち込みとなったことも相場を支援した。

 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのドラーギ・イタリア中銀総裁は現在の金融お

よび財政刺激策を巻き戻す出口戦略について、実施するのは時期尚早との考えを示した。

これを受けて、独連邦債2年物利回りは一時、1週間ぶりの水準となる

1.588%へ低下した。

 1526GMT時点で、独連邦債先物は6ティック安の119.42。

119.60が抵抗線となった。

 独連邦債2年物利回りは1.598%に低下。

 同10年物利回りは1.2ベーシスポイント(bp)上昇し3.528%。

 同30年物利回りは約3bp上昇し4.32%となった。投資家の資金が

新発の英超長期債に向かった。

 独連邦債先物は5月の米住宅着工件数が予想を上回ったことを受けて、この日の最安値

をつけた。

 また、ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した6月の独景気期待指数が予想を

上回ったことも圧迫した。

              [東京 17日 ロイター]

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