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ソフトクリエH Research Memo(1):2017年3月期は売上高、経常利益がいずれも過去最高を計上

発行済 2017-06-23 16:10
更新済 2017-06-23 16:33
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ソフトクリエイトホールディングス (T:3371)は、システムインテグレーション事業、クラウドインテグレーション事業を中心に展開してきた。
インフラの構築、SaaS、PaaS、IaaSの各種クラウドサービスの提供、さらには、その後のサポートなどきめ細かに対応し、併せてハードウェアやソフトウェアを販売するなど、顧客のIT基盤を全面的にサポートしている。


IT業界は、ネット通販の拡大、ネット広告の需要増加など市場規模は依然として広がる方向にあるほか、クラウドサービスなど企業のIT投資意欲の高まりを背景に、今後もビジネスチャンスの拡大余地は大きいとみられる。
また、情報漏えいなどセキュリティに対する継続的な対策の必要性が年々高まっており、企業のIT投資はより活発化していくものと思われ、同社を取り巻く環境は明るさを増す方向だ。


2017年3月期は、売上高が前年比11.8%増の13,724百万円、経常利益が同4.1%増の1,620百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.7%減の1,010百万円となった。
売上高、経常利益はいずれも過去最高を計上するなど、業績面は好調に推移している。


セグメント利益をみると、主力であるECソリューション事業は、マーケットであるEC市場、インターネット広告市場の拡大に伴うネット通販サイトの構築需要やネット広告の需要の広がりなどを背景に、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」の売上高が伸長し、セグメント利益は1,368百万円(前年比1.2%増)と手堅く増益を確保した。
一方、システムインテグレーション事業も、ワークフロー「X-point」の売上高の伸びが貢献したほか、ネットワーク構築、独自サービスである「SCクラウド」の売上高などが伸びたことでセグメント利益は864百万円(同17.8%増)と2ケタ増の伸びを示した。
ソフトウエアプロダクトの販売の好調さや、クラウドサービスの拡大の順調さを見ると、競争は激化しているものの、ニーズに沿ったプロダクトやサービスにより、業容を順調に拡大させていることが伺える。
物品販売事業を含めた、3つのセグメントすべてが増益となった。


■Key Points
・2017年3月期は売上高、経常利益がいずれも過去最高を計上
・2018年3月期も前期に続いて創業来連続最高益更新を予想
・システムインテグレーション事業が先行き収益に貢献する見込み

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)

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