4日の日本株市場は引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。
3日の米国市場ではNYダウは連日で最高値を更新しているが、7月ISM非製造業景況指数が予想を下振れたほか、原油相場の下落などが嫌気され、全体としては利食い優勢の展開だった。
4日の米雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まっていた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の19955円と20000円を下回っており、同水準での攻防といったところか。
米雇用統計については、非農業部門雇用者数が前月比18.3万人増と6月の22.2万人増から減速すると予想されている。
また、賃金上昇率も前年比2.4%増と6月の2.5%増から減速するとのコンセンサスである。
金利上昇要因になりづらく、為替市場での円高傾向が重石になることも考えられる。
また、決算発表も300社程度予定されており、トヨタ自 (T:7203)など主力処の決算が控えている。
円高が嫌気される格好から不安定な値動きともなると、相場全体の慎重姿勢にもつながりそうである。
そのほか、中小型株についても利益確定の流れが警戒される。
マザーズ先物は先安感から個人主体の売り仕掛け的な動きも観測されている。
全体として利食い優勢の展開になりやすい。
(村瀬智一)
3日の米国市場ではNYダウは連日で最高値を更新しているが、7月ISM非製造業景況指数が予想を下振れたほか、原油相場の下落などが嫌気され、全体としては利食い優勢の展開だった。
4日の米雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まっていた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の19955円と20000円を下回っており、同水準での攻防といったところか。
米雇用統計については、非農業部門雇用者数が前月比18.3万人増と6月の22.2万人増から減速すると予想されている。
また、賃金上昇率も前年比2.4%増と6月の2.5%増から減速するとのコンセンサスである。
金利上昇要因になりづらく、為替市場での円高傾向が重石になることも考えられる。
また、決算発表も300社程度予定されており、トヨタ自 (T:7203)など主力処の決算が控えている。
円高が嫌気される格好から不安定な値動きともなると、相場全体の慎重姿勢にもつながりそうである。
そのほか、中小型株についても利益確定の流れが警戒される。
マザーズ先物は先安感から個人主体の売り仕掛け的な動きも観測されている。
全体として利食い優勢の展開になりやすい。
(村瀬智一)