皆さま、こんにちは。
フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。
『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。
フィスコアプリとレーダースクリーンの組み合わせ技について、具体的にテーマや銘柄を交えてお話しします。
今回、私が注目したフィスコアプリの記事は「セキュリティ対策に本腰の米企業」というものです。
●サイバーセキュリティーの存在感
米ディスカウントストア大手のターゲットや米ヤフーなど、サイバー攻撃による情報流出が企業に壊滅的な影響を与える事案が続く中、米国では、各企業の最高経営責任者(CEO)にとってハッカー対策が最大の懸案事項になっているようです。
2017年上半期に米国で発生した情報流出事例は800件近くに達し、過去最多となったとの調査結果が伝えられています。
これは前年同期比で29%の増加となります。
また、大手会計会社KPMGの調査によると、米国で集中的にリソースを投入すべき一番の分野として最も多くのCEOが選んでいるのは、「サイバーセキュリティー対策」のようです。
企業でのIoTの導入が急速に拡大している中、ますますセキュリティ関連企業への関心が高まりやすいと言えそうです。
テクニカル面では、25日線からマイナス乖離している銘柄などは出遅れ感も意識されやすいでしょう。
●代表的なセキュリティ関連銘柄
そこで、関連銘柄をフィスコアプリで調べてみたところ、NSSOL (T:2327)やセキュアヴェイル (T:3042)、FFRI (T:3692)など多数の銘柄が挙げられています。
●トレードステーションで銘柄ピックアップ
ここからはトレードステーションが活躍する場面です。
私は、これらの銘柄を全てトレードステーションに登録しています。
レードステーションのレーダースクリーンに銘柄群を登録したあと、チャートで各銘柄をチェックします。
日足レベルで押し目を入れながら右肩上がりとなっているのは、NSSOL (T:2327)です。
また、業績面で注目の銘柄はFFRI (T:3692)ですので、今回は同社について少し掘り下げたいと思います。
●FFRI (T:3692)
セキュリティ対策製品を手掛けており、政府機関や大手企業の採用実績が多数あります。
契約ライセンス数は67万超で、IoTや車載分野での研究も実施しています。
また、世界中で身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」型の攻撃が後を絶ちません。
これを受けて情報セキュリティ関連銘柄として同社に注目が集まりやすい環境にあります。
業績について見てみますと、17年3月期第1四半期の営業利益は1000万円の赤字でしたが、18年3月期第1四半期は3500万円の黒字に浮上しました。
利益成長率が加速している銘柄の1つです。
セキュリティ関連は今後も注目の分野であり、その中で黒字転換している銘柄として注目しています。
トレードステーションのチャートでは常にウォッチ銘柄に登録しておき、立ち上がりのタイミングを待つのも良いかもしれません。
次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとレーダースクリーンについてお話します。
※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。
開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。
(フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子)
フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。
『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。
フィスコアプリとレーダースクリーンの組み合わせ技について、具体的にテーマや銘柄を交えてお話しします。
今回、私が注目したフィスコアプリの記事は「セキュリティ対策に本腰の米企業」というものです。
●サイバーセキュリティーの存在感
米ディスカウントストア大手のターゲットや米ヤフーなど、サイバー攻撃による情報流出が企業に壊滅的な影響を与える事案が続く中、米国では、各企業の最高経営責任者(CEO)にとってハッカー対策が最大の懸案事項になっているようです。
2017年上半期に米国で発生した情報流出事例は800件近くに達し、過去最多となったとの調査結果が伝えられています。
これは前年同期比で29%の増加となります。
また、大手会計会社KPMGの調査によると、米国で集中的にリソースを投入すべき一番の分野として最も多くのCEOが選んでいるのは、「サイバーセキュリティー対策」のようです。
企業でのIoTの導入が急速に拡大している中、ますますセキュリティ関連企業への関心が高まりやすいと言えそうです。
テクニカル面では、25日線からマイナス乖離している銘柄などは出遅れ感も意識されやすいでしょう。
●代表的なセキュリティ関連銘柄
そこで、関連銘柄をフィスコアプリで調べてみたところ、NSSOL (T:2327)やセキュアヴェイル (T:3042)、FFRI (T:3692)など多数の銘柄が挙げられています。
●トレードステーションで銘柄ピックアップ
ここからはトレードステーションが活躍する場面です。
私は、これらの銘柄を全てトレードステーションに登録しています。
レードステーションのレーダースクリーンに銘柄群を登録したあと、チャートで各銘柄をチェックします。
日足レベルで押し目を入れながら右肩上がりとなっているのは、NSSOL (T:2327)です。
また、業績面で注目の銘柄はFFRI (T:3692)ですので、今回は同社について少し掘り下げたいと思います。
●FFRI (T:3692)
セキュリティ対策製品を手掛けており、政府機関や大手企業の採用実績が多数あります。
契約ライセンス数は67万超で、IoTや車載分野での研究も実施しています。
また、世界中で身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」型の攻撃が後を絶ちません。
これを受けて情報セキュリティ関連銘柄として同社に注目が集まりやすい環境にあります。
業績について見てみますと、17年3月期第1四半期の営業利益は1000万円の赤字でしたが、18年3月期第1四半期は3500万円の黒字に浮上しました。
利益成長率が加速している銘柄の1つです。
セキュリティ関連は今後も注目の分野であり、その中で黒字転換している銘柄として注目しています。
トレードステーションのチャートでは常にウォッチ銘柄に登録しておき、立ち上がりのタイミングを待つのも良いかもしれません。
次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとレーダースクリーンについてお話します。
※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。
開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。
(フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子)