💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

欧州市場サマリー(18日)

発行済 2009-11-19 04:56

     1448GMT       17日

ユーロ/ドル   1.4968      1.4867

ドル/円    89.170      89.320

ユーロ/円   133.49      132.84

              18日終値    前営業日終値

株 FT100 5342.13(‐3.80) 5345.93

  クセトラDAX     5787.61(+9.18)  5778.43

金 現物午後値決め 1149.00  1134.75

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.265 (+0.000)  0.441(0.425)

独連邦債2年物 1.316(1.189)

独連邦債10年物(12月限) 122.25 (+0.01) 3.283(3.278)

独連邦債30年物   3.975(3.982)

--------------------------------------------------------------------------------

 <為替> ドルが大半の主要通貨に対し下落。3週間ぶりの大幅上昇となっていたこと

を背景にドルへの利食い売りが出ている。朝方発表された米指標は、金利が来年に入って

もしばらく低水準にとどまるとの見方を変えるには至らなかった。

 

 <株式> ロンドン株式市場は小幅続落。食品小売・たばこ株が軟調となり、鉱山・エ

ネルギー株の上げ分を相殺した。新しい最高経営責任者(CEO)を発表したマークス・

アンド・スペンサー(M&S)の上昇が目立った。

 ケーブル&ワイヤレス(C&W)、ユニリーバ、ボーダフォン

HSBCなどが配当落ちとなった。

 M&Sは5.9%高。一時1年5カ月ぶりの高値に迫った。新しいCEOに現WMモリ

ソンCEOのマーク・ボーランド氏を起用した。

 WMモリソンは4.9%安。他の小売株では、配当落ちとなったセインズベリー

が2.5%、テスコが1.7%それぞれ値を下げた。

 BGCパートナーズのシニアパートナー、デビッド・ ビュイック氏は「M&S株が7

%上昇したことは驚きではない。(新CEOは)過去の栄光回復に向けて現経営陣の多く

を鼓舞するだろう」と述べた。

 鉱山株も堅調。ドル安を背景に金属価格が上昇し、金は過去最高値を更新した。

フレスニロ、エクストラータ、ロンミン、リオ・ティント

が2.4―4.9%上昇した。アントファガスタも1.9%高。

 米原油先物の上昇を背景にエネルギー株にも買いが入った。BGグループ

BP、ロイヤル・ダッチ・シェル、タロー・オイルが0.1―

1.2%上昇した。 

 製菓大手キャドバリーが1.2%高。米チョコレート大手ハーシー

イタリアの同業フェレロは個別に声明を発表し、キャドバリー共同買収をめぐる選択肢に

ついて検討していると明かした。

 ブリティッシュ・アメリカン・タバコは1.3%、インペリアル・タバコ

は1.8%それぞれ値を下げた。

 

 欧州株式市場は続落。鉱山株に買いが入ったものの、予想外の大幅減となった10

月の米住宅着工件数が相場を圧迫した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.84ポイント(0.28%)安

の1027.16。一時、1年1カ月ぶり高値をつける場面もあった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は1.61ポイント(0.06%)高の

2908.53。

 10月の米住宅着工・許可統計は、着工件数が前月比10.6%減の年率52万900

0戸と、4月以来の低水準になり、減少率は1月以来の大きさとなった。市場は60万戸

に増加すると予想していた。

 通信株がこの日の下げの大半を占めた。DJSTOXX欧州通信株指数<.SXKP>は

0.8%低下した。

 配当落ちのボーダフォンのほか、ケーブル&ワイヤレス、ドイツ・テレ

コムが値下がりした。

 鉱山株は逆行高。DJSTOXX資源株指数<.SXPP>は1.1%上昇した。同指数は年

初から94%上昇し、セクター別では最も堅調に推移している。

 リオ・ティント、BHPビリトン、アルセロールミタル、エ

クストラータ、アントファガスタは1.6─4.8%高。

 個別銘柄では英小売大手マークス・アンド・ スペンサーが5.9%高。アナリ

ストは同社の新最高経営責任者(CEO)に明るい見方を示している。

 <ユーロ圏債券> 利回りが小幅上昇。独連邦債2年物の入札結果や米消費者物価指数

が予想を上回る上昇を示したことを消化するなか、一服商状となった。

 ただ、主要中銀からのハト派的シグナルが引き続き債券プライスを下支えした。

 デリバティブ取引所のユーレックスで技術的トラブルのため1時間以上取引が中断する

場面もあった。同取引所によると、取引は1200GMTに再開した。

 カリヨンの金利ストラテジスト、オーランド・グリーン氏は「入札の影響で短期債が若

干圧迫されている。ただ、中銀(のシグナル)で債券相場はほぼ下支えされており、統計

や株高はさほど影響していない」と指摘した。

 独連邦債先物12月限清算値は変わらずの122.24。

 独連邦債2年物利回りは約2ベーシスポイント(bp)上昇し1.204%。

同10年物利回りは0.5bp上昇し3.288%。

 あるトレーダーによると、大規模なリスクテークや戦略的な投資の動きはほとんど見ら

れなかった。 

 イングランド銀行(英中央銀行)が発表した11月4─5日の金融政策委員会議事録に

よると、資産買い入れプログラムの規模について、7人の委員は250億ポンドの拡大、

1人がそれ以上の拡大、残りの1人は現在の規模を維持すべきとそれぞれ主張した。

 同委員会はまた、中銀が商業銀行の準備預金に支払う金利を引き下げることの是非も検

討したことが明らかになった。

 ウニクレディト(ミュンヘン)のストラテジスト、コーネリアス・パープス氏は「これ

は中銀が発したハト派的なシグナルの1つだ。過去数週間にそうしたシグナルが多く見ら

れ、これが債券市場で(イールドカーブが)ブルフラット化する傾向の一因となっている

ことは間違いない」と指摘。3つの主要中銀はこのところ景気回復へのリスクを強調して

いるとし「予見可能な将来、場合によっては来年末まで利上げはない可能性が高まってい

る」と付け加えた。

 ギリシャ国債10年物と独連邦債10年物の利回り格差は前日の約149

bp付近から157bpに拡大した。

 約50億ユーロの独連邦債2年債入札では応札倍率が1.7倍となった。

 今週、米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は、FRBは政策金利を異例に低

い水準に長期間据え置く公算が大きいとあらためて述べた。また、欧州中央銀行(ECB)

のトリシェ総裁も、現時点の政策金利は適切との考えを示した。

            [東京 19日 ロイター]

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます