1649GMT 19日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
20日終値 前営業日終値
株 FT100 5251.41(‐16.29) 5267.70
クセトラDAX 5663.15(‐39.03) 5702.18
金 現物午後値決め 1140.00 1135.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.265 (+0.000) 0.468(0.447)
独連邦債2年物 1.340(1.308)
独連邦債10年物(12月限) 122.60 (+0.12) 3.251(3.266)
独連邦債30年物 3.944(3.948)
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<為替> ドルが上昇。高リスク資産へのエクスポージャーを減らす動きが高まってい
る。来週26日の米市場は感謝祭で休場となる。
年末が近付いていることを背景に利益確定の売りが出るなか、豪ドルなど高利回り通貨
が下落している。
<株式> ロンドン株式市場は4日続落。ディフェンシブ銘柄の医薬品株がしっかりと
なるなか、商品(コモディティ)株や金融株が売られ、相場全体を圧迫した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値ベースで11月10日以来の安値。3月安値
からは依然52%値上がりしている。
CMCマーケッツのアナリスト、マイケル・ヒューソン氏は「市場心理は一段の上げか
らドルの戻りへと若干シフトし始めているようだ。投資家は資金を引き揚げつつ、リスク
回避の姿勢をやや強めている」と語った。
原油価格が1%強下落するなか、エネルギー株が軟調。BGグループ
ダッチ・シェル
鉱山株では、カザキミス
ベダンタ・リソーシズ
リオ・ティント
ォーム」に引き下げた。
投資家のリスク選好が引き続きぜい弱ななか、金融株も安い。HSBC
クレイズ
バンキング・グループ
トマス・クック
タンレーは、業務環境が厳しくなっていることや債務借り換えコストが高まっているとし
て、両社の投資判断を引き下げた。
欧州株式市場は4日続落し、終値としては2週間ぶり安値をつけた。ウクライナ国債に
対する一部銀行のエクスポージャーをめぐる懸念から金融株が軟調な展開となったほか、
原油安がエネルギー株を圧迫した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.76ポイント(0.77%)安
の1002.95。終値ベースで6日以来の安値となった。週足では1.6%安だった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は27.23ポイント(0.95%)安
の2833.06。
銀行株の下げが目立った。ウクライナ国債をめぐる懸念が再燃したが、アナリストから
は突然の恐怖を引き起こすような新たな展開はないとの声が聞かれた。
ウクライナのウマンスキー財務相代行は前週、バークレイズ
5000万ドルのシンジケートローンについて、国営鉄道会社が一部支払いの滞りを受け
てローンの再編を求めていることを明らかにした。
DJSTOXX銀行株指数<.SX7P>は1.5%下落。コメルツ銀行
バンク
アグリコル
米原油先物
BP
<ユーロ圏債券> 上昇。高利回りのユーロ圏国債が売られ、安全資産とされる独連邦
債10年物に買いが入った。ただ、新たな材料を欠くなか、値動きの荒い展開となった。
重要指標の発表がなかったことを背景に、ウクライナのソブリン債券やソブリン保証付
き債務のデフォルトリスクをめぐる憶測に金融市場は反応した。しかしアナリストは、突
然の逃避につながるような新たな動向はないとしている。
こうした状況のなか、域内で最も安全かつ流動性が高いとみなされる独連邦債が最も選
好された。ただ、一時売りが優勢となる場面もあった。
ロンドンのあるトレーダーは「指標の発表がないなか、憶測に翻弄(ほんろう)され値
動きの荒い1日だった」と述べた。
独連邦債先物12月限
ったが、その後一時122.21まで下落した。清算値は前日から8ティック上昇の
122.56。週間では124ティック高となった。
出来高は60万枚強にとどまった。
指標独連邦債10年物
3.252%。同2年物
2・10年物利回り格差は5bp近く縮小し191.4bp。
欧州中央銀行(ECB)は、資金供給オペの担保として受け入れている資産担保証券
(ABS)の格付け基準を2010年3月より厳格化すると発表したが、市場は反応薄だ
った。
モニュメント証券のストラテジスト、マーク・オズワルド氏はこのニュースについて
「市場への短期的影響はない」と述べた。
来週は、ドイツ・イタリア・オランダで総額130億ユーロ規模の国債入札が実施され
る。また、米財務省は総額1180億ドルの2・5・7年債入札を行う。
[東京 21日 ロイター]