1417GMT 20日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
23日終値 前営業日終値
株 FT100 5355.50(+104.09) 5251.41
クセトラDAX 5801.48(+138.33) 5663.15
金 現物午後値決め 1169.50 1140.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.255 (‐0.005) 0.448(0.468)
独連邦債2年物 1.347(1.340)
独連邦債10年物(12月限) 122.48 (‐0.08) 3.272(3.251)
独連邦債30年物 3.970(3.944)
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<為替> ドルが下落。対円で6週間ぶり安値をつけた。米連邦準備理事会(FRB)
当局者発言で、金利が長期間低水準にとどまるとの見通しが強まった。
米セントルイス地区連銀のブラード総裁は22日、景気が再び悪化した場合に当局者が
より柔軟に対応できるよう、FRBは資産買い入れプログラムを2010年第1・四半期
以降も継続すべきとの見解を示した。
<株式> ロンドン株式市場は大幅反発。米連邦準備理事会(FRB)当局者発言を受
けてリスク選好が高まり、銀行・商品(コモディティ)株が買われ、主要指数は5営業日
ぶりに上昇して引けた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は1日の上昇率としては6週間超ぶりの大きさとなっ
た。
CMCマーケッツのアナリスト、マイケル・ヒューソン氏は「FRB当局者が週末、金
融政策は2011年まで緩和的にとどまるとの見方を示したことから、ドルが軟調となり、
ロンドン株は上昇した。こうした発言はリスク選好の再燃につながり、鉱山株や銀行株が
全面高となった」と指摘した。
セントルイス地区連銀のブラード総裁は22日、景気が再び悪化した場合に当局者がよ
り柔軟に対応できるよう、FRBは資産買い入れプログラムを2010年第1・四半期以
降も継続すべきとの見解を示した。
銀行株ではバークレイズ
昇した。
ロイズ・バンキング・グループ
産保護スキーム(APS)からの脱却に向けた資産増強計画の一環として、87億
8000万ポンド(145億ドル)の債券交換を実施した。
金現物
買われた。
ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)
ーシズ
ティント
IGインデックスのセールストレーダー、フィリップ・ジレット氏は「ドル安収束のめ
どがつかないなか、金価格上昇に支援されたFT指数は引き続き、心理的に重要な
5500に向けて上昇する勢いだ」と述べた。
10月の米中古住宅販売戸数は予想を上回って増加し、2年半超ぶりの高水準となった。
この指標もリスク許容度の高まりにつながった。
ドル安を背景に原油先物価格が上昇したことでエネルギー株は連れ高となった。BP
を上げた。
タロー・オイル
ヘリテージ・オイルによる同事業売却の影響が嫌気された。
欧州株式市場は5営業日ぶりに急反発。指数は約5週間ぶりの大幅な伸びとなった。米
中古住宅販売が予想を上回るなか、経済に対する楽観的見方が広がり、金融・商品(コモ
ディティ)株中心に買いが膨らんだ。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は20.54ポイント(2.05%)
高の1023.49。指数の上昇率は10月14日以降で最大。過去4営業日の下げの半
分以上を取り戻した格好になる。3月安値からは58%強値上がりしている。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は65.13ポイント(2.30%)高
の2898.19。
10月の中古住宅販売戸数は前月比10.1%増の年率610万戸と、2007年2月
以来2年半超ぶりの高水準となった。前年比では23.5%と、過去最高の伸びとなった。
ポストバンク(ボン)の株式市場ストラテジスト、ハインツ・ゲルト・ゾンネンシャイ
ン氏は「米住宅統計を受けて経済に対する楽観的な見方が広がった。相場がここから一段
と上昇することは可能だが、各中銀が引き締め政策を開始するに伴い、上げ幅は限られる
だろう」と述べた。
マクロ経済指標に加え、米連邦準備理事会(FRB)当局者発言も材料視された。米セ
ントルイス地区連銀のブラード総裁は22日、景気が再び悪化した場合に当局者がより柔
軟に対応できるよう、FRBは資産買い入れプログラムを2010年第1・四半期以降も
継続すべきとの見解を示した。同発言を受けて金融株が堅調になった。
BNPパリバ
ィ・スイス
高。
ロイズ・バンキング・グループ
5億2000万ドル)の債券交換に対する需要は好調で、24日に価格設定される過去最
大規模の株主割当発行への投資家の意欲をうかがわせる内容になった。
<ユーロ圏債券> 下落していたギリシャ国債に買いが入る一方、独連邦債が売られた。
堅調なユーロ圏・米指標を手がかりにリスク選好が高まった。
薄商いとなるなか、値動きの荒い展開となった。年末を控え取引を手じまう動きの加速
が予想されている。
指標では、11月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値のサービス業と製造
業の両方をカバーする総合PMIが上昇し、2年ぶり高水準を記録した。サービス部門P
MIも予想を上回り上昇し、2年ぶり高水準となった。
10月の米中古住宅販売戸数も予想を上回る増加となり、2007年2月以来2年半超
ぶりの高水準となった。
独連邦債先物12月限
落した。この日の取引レンジは122.27─122.59。
1620GMTまでの出来高は45万弱にとどまった。
指標独連邦債2年物
1.349%となった。同10年物
2・10年物利回り格差は193bpと、前営業日の191bp付近から小幅拡大した。
リスク志向が高まるなか、高利回りのユーロ圏国債が買われ、独連邦債をアウトパフォ
ームした。
10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は167bpと、前営業日終盤の
172bpから縮小した。前営業日には一時、5カ月ぶりの高水準となる180bpに拡
大していた。
今週は、ドイツ・イタリア・オランダで合わせて約100億ユーロの国債入札が実施さ
れるほか、米財務省は総額1180億ドルの2・5・7年債入札を行う。
[東京 24日 ロイター]