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欧州市場サマリー(1日)

発行済 2009-12-02 05:48

     1414GMT       30日

ユーロ/ドル   1.5092      1.5007

ドル/円    86.820      86.340

ユーロ/円   131.03      129.62

              1日終値     前営業日終値

株 FT100 5312.17(+121.49) 5190.68

  クセトラDAX     5776.61(+150.66) 5625.95

金 現物午後値決め 1192.50 1175.75

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.245 (+0.005)  0.420(0.415)

独連邦債2年物 1.259(1.286)

独連邦債10年物(12月限) 123.58 (‐0.05) 3.156(3.152)

独連邦債30年物   3.909(3.886)

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 <為替> ドルが下落。ドバイの債務問題をめぐる懸念が和らぐなか、豪中銀の利上げ

や堅調なユーロ圏指標を受けリスク許容度が高まり、安全資産としてのドル需要が後退し

た。

 円も幅広く下落。日銀は臨時の金融政策決定会合で、新しい資金供給手段を導入し金融

緩和の一段の強化を図ることを決めた。

 <株式> ロンドン株式市場は反発。ドバイの債務問題をめぐる不安が後退するなか銀

行・商品(コモディティ)株に買いが入った。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は121.49ポイント(2.34%)高の

5312.17。1日の上昇率としては7月15日以来、4カ月半ぶりの大きさ。

 ドバイの政府系持ち株会社ドバイ・ワールド[DBLD.UL]は前日、事業再編着手を発表。

これを受けて投資家の懸念が和らいだ。

 日銀の新型オペ導入決定や米経済指標を好感し、米株が堅調となったことも市場心理の

改善につながった。

 CMCマーケッツの市場アナリスト、ジェームズ・ヒューズ氏は「市場が反発したこと

でドバイ関連のニュースは減ってくる公算が大きそうだ。ただ、さらなるサプライズが残

っている可能性があり警戒感は続くだろう」と述べた。

 中国の底堅い製造業データを背景に金属価格が上昇したことを受け、鉱山株が連れ高と

なった。アングロ・アメリカン、エクストラータ、フレスニロ

ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)は4.4─7.5%高。

 ENRCは、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが同社を先進・新興欧州1リスト

に追加したことにも支援された。

 銀行株では、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、HSBC

、バークレイズ、スタンダード・チャータード(スタンチャート)

が1.3─5.2%値上がりした。

  ロイズ・バンキング・グループは1.8%値下がりした。KBWが目標株価

を105ペンスから65ペンスに引き下げた。

 原油先物がしっかりとなる中、石油株も買われた。BP、BGグループ

、ロイヤル・ダッチ・シェルは2─2.4%上昇した。

 個別銘柄では不動産のハマーソンが4.7%高。モルガン・スタンレーが「オ

ーバーウエート」でカバーを再開した。同業のブリティッシュ・ランド、ランド

・セキュリティーズ・グループ、リバティ・インターナショナル、セグ

は2.8─3.9%値を上げた。

 欧州株式市場は反発し4カ月半ぶりの大幅上昇となった。ドバイの債務返済延期を

めぐる懸念が後退する中、堅調な米経済指標を受けて市場心理が一段と改善した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は25.76ポイント(2.61%)

高の1011.06。上昇率は7月15日以来の大きさとなった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は74.50ポイント(2.66%)高

の2871.75。

 このところドバイへのエクスポージャーをめぐる懸念で圧迫されていた銀行株がこの日

は好調だった。サンタンデール、クレディ・スイス、ドイツ銀行

、HSBC、スタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行

、UBSが1.9―5.2%上昇した。

 資金調達をめぐる懸念で前週下落していたギリシャの銀行に買いが入った。ギリシャ・

ナショナル銀行は9.6%高。

 ドバイの政府系持ち株会社、ドバイ・ワールドは30日、不動産会社ナヒールを含む

子会社の再編を計画していると発表した。子会社が抱える債務は260億ドル程度とした

ことから、債務問題は対処可能との見方が広がった。

 ドル安に支援され北海ブレント原油先物が上昇し、石油株が買われた。BP

、ロイヤル・ダッチ・シェル、BGグループ、レプソル

トタル、スタトイル・ハイドロが2.1―2.5%高。 銅相場

が1年2カ月ぶりの高値に上昇し、金現物相場が1オンス=1200ドル台に乗せ

る中、鉱山株が買い優勢となった。

 BHPビリトン、アングロ・アメリカン、アントファガスタ

リオ・ティント、フレスニロ、ロンミン、エクストラータ

が3.3―7.5%値上がりした。ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ

4.4%高。

 ビベンディは4%高。同社は、同社が保有するNBCユニバーサルの株式20%

について、米ゼネラル・エレクトリック(GE)と評価額58億ドルで基本合意した。

 <ユーロ圏債券> 短期債の価格が上昇し、長期債との利回り格差は拡大した。年末に

向けた買いに加えて、日銀が新たな資金供給措置を決定したことが相場を支援した。

 ドバイの債務問題をめぐる懸念が和らぐなか、欧州中央銀行(ECB)理事会を3日に

控え、長期債は横ばいもしくは小幅安で推移した。この日の欧州株式相場が2.5%高と

4カ月半ぶりの大幅な値上がりとなったことも長期債を圧迫した。

 日銀は1日、臨時の金融政策決定会合を開催し、やや長めの金利の低下を促すことを目

的に、新しい資金供給手段を導入することを決定した。金利は政策金利と同じ0.1%で

期間は3カ月。国債や社債、コマーシャルペーパー(CP)、証貸債権など「全ての日銀

適格担保」を裏づけに資金を貸し出す。供給額は10兆円程度を予定しているが、資金需

要によっては増減することもあり得るとした。

 ノムラ(ロンドン)の金利ストラテジスト、ショーン・マロニー氏は「日銀の発表は、

金融緩和を一段と長期化させることへの切迫感が高まっているかもしれないとの印象を与

え、短期債の押し上げ要因になった。ECBに対する直接的な言及では必ずしもない」と

述べた。

 1630GMT時点で 独連邦債2年物利回りは約5ベーシスポイント

(bp)低下し1.235%。

 同10年物利回りは3.148%で横ばい。

 2年・10年債の利回り格差は約5bp拡大し191bp。

 リスク選好の改善を背景に、独連邦債以外のユーロ圏国債が独連邦債をアウトパフォー

ムした。10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は前日の約183

bpから167bpに縮小した。前週末には217bpまで拡大していた。

                           [東京 2日 ロイター]

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