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欧州市場サマリー(3日)

発行済 2009-12-04 05:16

     1439GMT       2日

ユーロ/ドル   1.5082 1.5044

ドル/円    88.360 87.450

ユーロ/円   133.30 131.56

              3日終値     前営業日終値

株 FT100 5313.00(‐14.39) 5327.39

  クセトラDAX     5770.35(‐11.33) 5781.68

金 現物午後値決め 1208.75  1212.50

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.275 (+0.020)  0.541(0.397)

独連邦債2年物 1.308(1.255)

独連邦債10年物(12月限) 123.32 (‐0.24) 3.187(3.170)

独連邦債30年物   3.942(3.947)

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 <為替> ユーロが対ドルで上昇。欧州中央銀行(ECB)はこれまでの緊急措置を徐

々に解除し始める方針を示唆した。こうしたなか円は日本の通貨当局が介入するかもしれ

ないとの思惑から下落した。

 <株式> ロンドン株式市場は反落。米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)

の公的資金返済発表を好感し金融株に買いが入る一方、鉱山株に売りが出た。

 銀行株の上げが目立ち、ロイズ・バンキング・グループ、ロイヤル・バンク・

オブ・スコットランド(RBS)、バークレイズ、スタンダード・チャ

ータード(スタンチャート)銀行が1.2―4.7%上昇した。

 バンカメは前日、不良資産救済プログラム(TARP)から注入を受けた450億ドル

の公的資金について、数日中に全額返済することで政府と合意したと明らかにした。

 金融株に買いが戻るなか、生保株が選好された。リーガル・アンド・ジェネラル

、プルーデンシャル、アヴィヴァ、スタンダード・ライフ

が0.5―4.1%高となった。

 大手鉱山株は一時の上げから下落に転じた。前日最高値を更新した金相場が下落

し、その他金属価格も上昇が一服した。エクストラータ、フレスニロ

リオ・ティント、ロンミン、アングロ・アメリカンが0.6―

2.1%値下がりした。

 米原油先物が1バレル=77ドル近辺でしっかりとなる中、一部石油株も軟調。

 BP、BGグループ、タローオイルが0.6―3%安。一方、ロ

イヤル・ダッチ・シェルは0.3%、ケアン・エナジーは0.6%、そ

れぞれ上昇した。

 個別銘柄ではホームセンター大手のキングフィッシャーが0.8%上昇した。

第3・四半期利益が予想を上回り、予想以上に速いペースで債務を削減していることを明

らかにした。

 欧州中央銀行(ECB)はこの日の理事会で政策金利を1%に据え置き、1年物オペの

年内終了など、非標準的措置の一部解消に向けた決定を発表した。

 米雇用統計の発表を4日に控えて投資家が大規模なポジション取りに消極的となるなか、

出来高は薄かった。

 欧州株式市場は反落。米供給管理協会(ISM)が発表した11月の非製造業総合指数

(NMI)が前月から悪化し、景気判断の分かれ目となる50を割り込んだことが材料視

された。また、金価格が軟調となったことを受け、鉱山株の売りが膨らんだ。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.57ポイント(0.15%)安

の1014.20。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は1.80ポイント(0.06%)安の

2876.14。

 BGCパートナーズのストラテジスト、ハワード・ウィールドン氏は「弱々しい回復だ。

2010年が近づくなか、期待したほど景気が回復しないことを投資家は懸念している。

まだ困難は続く」との見方を示した。

 欧州中央銀行(ECB)は、予想通り主要政策金利を過去最低の1.00%に据え置い

た。また、トリシェ総裁は理事会後の会見で、一部オペの終了決定を発表した。

 鉱山株では、アングロ・アメリカン、アントファガスタ、BHPビリ

トン、リオ・ティント、エクストラータが0.5─3.8%下落

した。

 ドイツの総合電機大手シーメンスは5.2%安。第4・四半期に、ノキアと

の合弁事業関連で多額の評価損を計上した。

 仏自動車大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)は2.7%安。三

菱自動車<7211.T>への資本参加が明らかになった。

 <ユーロ圏債券> 期間が短めの債券がアンダーパフォーム。欧州中央銀行(ECB)

のトリシェ総裁が景気刺激措置からの出口戦略について最初の一歩を示した。

 独連邦債2・10年物利回り格差は189ベーシスポイント(bp)に縮小。一時2カ

月ぶりの水準となる182bpに縮小した。

 トリシェ総裁は政策金利の据え置きを決定した理事会後の記者会見で、1年物資金供給

オペを次回を最後に終了すると発表。流動性措置のすべてがこれまでと同程度に必要とさ

れるわけではないとの見方を示した。

 また16日に予定している1年物資金供給オペの金利を毎週実施している定例オペの金

利と連動させる方針を示したことを受け、期間が短めの債券の利回りは序盤、10年物利

回りを上回って上昇した。

 モニュメント証券(ロンドン)の債券アナリスト、マーク・オズワルド氏は「1年物オ

ペの終了はかなり前から織り込まれており、2010年第1・四半期以降の6カ月物オペ

の終了も驚きではなかった」と指摘。

 固定金利による無制限の流動性供給オペを4月までは継続するとの明確なシグナルは、

一部の流動性措置の縮小が「インターバンク短期金融市場の独り立ちを促し、ECBの流

動性から切り離すことを目的としていることを確認している」と述べた。

 1630GMT時点で、独連邦債先物12月限清算値は123.36と前日の

清算値から20ティック安。一時123.44まで上昇したほか、1週間ぶりの水準とな

る122.92に下落した。

 独連邦債2年物利回りは2.4bp上昇し1.304%。同10年物

利回りは0.3bp上昇し3.172%。

                           [東京 4日 ロイター]

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