1417GMT 14日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
15日終値 前営業日終値
株 FT100 5285.77(‐29.57) 5315.34
クセトラDAX 5811.34(+ 9.08) 5802.26
金 現物午後値決め 1122.00 1123.75
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.160 (‐0.015) 0.400(0.341)
独連邦債2年物 1.269(1.258)
独連邦債10年物(3月限) 122.51 (‐0.46) 3.241(3.192)
独連邦債30年物 3.999(3.964)
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<為替> ドルが上昇。ユーロ圏の銀行をめぐる懸念が高まるなか、対ユーロで10週
間ぶり高値をつけた。
ドル/円も上昇。11月の米卸売物価指数(PPI)が予想を上回る伸びとなったこと
を受け、米連邦準備理事会(FRB)が景気支援措置を予想よりも早い時期に撤回する可
能性があるとの見方が広がった。
<株式> ロンドン株式市場は4日ぶりに反落。金融セクターをめぐる懸念が強まり銀
行株に売りが出た。ドル高で金属相場が圧迫される中、石油・鉱山株も下落した。
銀行株が指数を押し下げた。オーストリア第6位のヒポ・グループ・アルペ・アドリア
が国有化され、ギリシャの銀行株が再び売り優勢となったことを背景に、一部欧州銀行に
対し不安視する見方が広がった。
HSBC
ート)銀行
ンド(RBS)
2.1%、ロイズは0.3%、それぞれ上昇した。
RBSは、ボーナスの支払いに関する英政府の関与をめぐり、多くの取締役員が反対を
表明して辞職する恐れはないとの見方を示した。
米原油先物
・ダッチ・シェル
―2.7%安。
鉱山株も下落。不安的な値動きとなった。フレスニロ
ァガスタ
個別銘柄では、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)
減などの経営方針に反対し、客室乗務員労組が22日から12日間のストを行うと決定し
た。
同社の年金基金の赤字をめぐる懸念は引き続き株価を圧迫する要因となっている。年金
基金の赤字は3月末時点で37億ポンドと、1年間でほぼ2倍に膨らんだ。
リスク回避が強まる中、飲料メーカーを中心にディフェンシブ銘柄に買いが入った。酒
類大手ディアジオ
公益事業株も堅調。ユナイテッド・ユーティリティーズ
上昇した。
欧州株式市場は小幅ながら4日続伸。ディフェンシブ銘柄が買われ、銀行株の下げを相
殺した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.16ポイント(0.02%)高
の1018.45。4日続伸は1カ月ぶり。
終盤の取引では、指数は数回にわたりプラス圏とマイナス圏を行き来した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.58ポイント(0.12%)高の
2888.58。
ギリシャの銀行株<.FTATBNK>が下落。アナリストは、ギリシャ政府が前日発表した赤字
削減措置が奏功しないとの懸念を示している。
ギリシャ国立銀行
他の銀行株も軒並み下落。バークレイズ
C
オーストリアの金融当局が国内最大の共同組合銀行フォルクスバンケン
「監視リスト」に載せた、とのニュースも銀行セクターを圧迫した。同行は同報道を否定
し、国有化のリスクはないとしている。
世界最大の鉄鋼メーカー、アルセロールミタル
寄与した。UBSが同社株を欧州主要リストに追加したことを好感した。
ディフェンシブ銘柄では、公益株のエーオン
食品株ではユニリーバ
医薬品サノフィ・アベンティス
この日発表された米指標は全般的に軟調だった。11月米卸売物価指数(PPI)は予
想以上に上昇したほか、12月NY州製造業業況指数は予想外に低下した。
<ユーロ圏債券> 下落。16日に予定される欧州中央銀行(ECB)の1年物資金供
給オペ、および米FOMC(連邦公開市場委員会)の声明発表を前に、金利へのエクスポ
ージャーを調整する動きが広がった。
財政悪化問題で揺れるギリシャ政府は14日、財政削減策を発表したものの、市場参加
者を納得させるには至らなかった。
10年物ギリシャ国債
格差は262ベーシスポイント(bp)と、14日終盤の231bpから拡大した。
カリヨンの金利ストラテジスト、ピーター・チャットウェル氏は「不安感と先行き不透
明感が大きく膨らんでいること以外に、これらの大きな流れを説明できるものはない」と
述べた。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、ギリシャ国債に対する保証コス
トが上昇している。CMAデータビジョンによると、債務1000万ユーロに対する年間
の保証料は24万6710ユーロと、14日の22万0100ユーロから上昇した。
欧州銀行間取引金利(EURIBOR)先物
オペを前に下落し、独連邦債価格の下押し圧力となった。
ユーロドル金利先物<0#ED:>も、15日発表された11月の米卸売物価指数の上昇率が
予想以上に高かったことことを受け、15─16日のFOMCを前に圧迫された。
独連邦債先物3月限
122.48。これまでのテクニカルな支持線だった122.61を割り込んだことで売
り圧力が増し、一時は122.39まで下げた。
独連邦債2年物
利回りは4bp上昇の3.239%。
[東京 16日 ロイター]