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1350GMT 16日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
17日終値 前営業日終値
株 FT100 5217.61(‐102.65) 5320.26
クセトラDAX 5844.44(‐58.99) 5903.43
金 現物午後値決め 1117.00 1137.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.225 (+0.025) 0.379(0.380)
独連邦債2年物 1.162(1.215)
独連邦債10年物(3月限) 123.44 (+ 0.66) 3.145(3.204)
独連邦債30年物 3.888(3.954)
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<為替> ドルが上昇し、対ユーロで3カ月半ぶりの高値に迫っている。前日の米連邦
公開市場委員会(FOMC)声明は米経済の改善に言及したほか、緊急流動性対策の大半
を予定通り2月に終了する方針を示した。
ユーロは対ドル
1週間で信用格付けを2度引き下げられたことが圧迫している。
<株式> ロンドン株式市場は反落。銀行新規制の内容をめぐる警戒感から銀行株が軟
調となった。原材料価格安を背景に商品(コモディティ)株も売られた。
コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「規制強化によって銀行の収
益見通しは限られてくるので、銀行株について警戒して当然だ」と述べた。
バークレイズ
イヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
ープ
米シティグループ
が保有株の売却を延期する方針を明らかにしたことも銀行株を圧迫した。
11月の英小売売上高が前月比で予想外の減少となったことを材料に、小売株も売りが
優勢となった。
ホームセンター大手キングフィッシャー
ル
ホーム・リテール
り粗利益率が圧迫される可能性があるとの見方を示したことも嫌気した。
鉱山株では、アントファガスタ
ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)
3.4─5.2%値下がりした。
エネルギー株では、BGグループ
欧州株式市場は6日ぶり反落。バーゼル銀行監督委員会の銀行新規制案をめぐる懸念に
加え、米シティグループ
圧迫した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は12.92ポイント(1.25%)
安の1018.25。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は34.86ポイント(1.19%)安
の2891.66。
コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「シティが資本を調達するた
め割引価格で新株を発行したことへの不安や、米連邦準備理事会(FRB)をめぐる懸念
のほか、ドルが上昇しているといった要因があった」と指摘。「ただ、年末が近付くにつ
れ、薄商いのなかリスクの高いポジションを手仕舞う動きが出ることから、いかなる動き
も誇張される」と述べた。
銀行株ではHSBC
・グループ
米株市場でシティは6.7%安。シティは新株発行で170億ドルを調達。発行価格は
3.15ドルで、14日の新株発行発表前の株価を20%、16日の終値を8.7%下回
っている。
世界の中央銀行・金融規制当局者の集まりであるバーゼル銀行監督委員会はこの日、国
際的に活動する銀行に関する規制改革案を発表。中核的自己資本(Tier1)のうち主
要な部分を普通株と内部留保とするなど、新しい規制のあり方について提案した。
米連邦準備理事会(FRB)は前日、連邦公開市場委員会(FOMC)声明
を発表し、緊急流動性対策の大半を2月1日に予定通り終了すると表明した。
原油先物
イヤル・ダッチ・シェル
鉱山株も、銅などの金属価格の下落に連れ安となった。
アングロ・アメリカン
ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
ータ
<ユーロ圏債券> 独連邦債が上昇。前日の格付け会社スタンダード&プアーズ(S&
P)による信用格付け引き下げを受け、ギリシャ国債に対するセンチメントが一段と悪化
した。
S&Pはギリシャの信用格付けを「Aマイナス」から「BBBプラスに」引き下げた。
独連邦債2年物利回りは9月上旬以来の水準に低下。独連邦債先物は1カ月ぶりの安値
から戻し、1週間ぶり高値を付けた。
ギリシャ国債に対する圧力が一段と強まるなか、同国債10年物
3月以来の高水準となる5.9%を試す展開となった。
ロイター・データによると、10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は一時お
よそ272ベーシスポイント(bp)と、4月上旬以来の水準に拡大した。
独連邦債先物3月限
で上昇した。
独連邦債2年物
ドイツの連邦財務局はこの日、政府が2010年に過去最大規模となる3430億ユー
ロ(4940億ドル)の連邦債発行を計画していると発表。市場への影響は軽微だった。
[東京 18日 ロイター]