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欧州市場サマリー(23日)

発行済 2009-06-24 04:08
EUR/JPY
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BP
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    1252GMT 22日

ユーロ/ドル 1.4009 1.3860

ドル/円  95.830 95.930

ユーロ/円 134.25 132.96

              23日終値     前営業日終値

株 FT100 4230.02(‐ 4.03) 4234.05

  クセトラDAX     4707.15(+13.75) 4693.40

金 現物午後値決め 920.75    919.25   

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  98.885 (+0.005)  0.690(0.715)

独連邦債2年物 1.505(1.473)

独連邦債10年物(9月限) 120.13 (‐0.05) 3.468(3.449)

独連邦債30年物   4.306(4.277)

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 <為替> ドルが幅広い通貨に対して下落。米・欧州株式市場が安定していることから

安全資産としてのドル買いが後退している。

 <株式> ロンドン株式市場は続落。石油・銀行株が弱かったほか、米中古住宅販売が

予想を下回り景気回復への期待に水を差した。ただ、医薬品株が堅調となり相場を下支え

た。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は薄商いとなったこともあり値動きは荒かった。

 5月の中古住宅販売戸数は前月比2.4%増の年率477万戸となり、2カ月連続で増

加したものの、市場予想の481万戸を下回った。

 石油株は一時上昇したものの、原油価格が1バレル=67ドルに向かって下落するなか、

下げに転じた。BGグループ、BP、ケアン・エナジーは0.1

―0.6%安となった。

 景気回復をめぐる悲観的な見方が再浮上し銀行株も下げがきつかった。ロイズ・バンキ

ング・グループが4.2%、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)

が2.1%それぞれ下落した。スタンダード・チャータード(スタンチャート)

銀行も3.4%安。

 保険セクターでは、リーガル・アンド・ジェネラルが7.9%値下がりした。

ソシエテ・ジェネラルが同社株の投資判断を「ホールド」から「セル」に引き下げた。

 アヴィヴァ、フレンズ・プロビデント、プルーデンシャル

0.9―3.1%安となった。

 鉱山セクターでは、アングロ・アメリカンが2.7%安となった。同社は前日、

同業のエクストラータが提示した合併案を拒否した。同社をめぐっては、中国ア

ルミ業公司(チャイナルコ)が買収提案を行うとのうわさが出ている。

 上海のチャイナルコの広報担当は買収のうわさを認識していないと述べた。アングロ・

アメリカンとロンドンのチャイナルコ関係者はコメントを控えた。

 エクストラータは0.8%上昇した。アントファガスタは3.9%高。ユーラ

シアン・ナチュラル・リソーシズ、リオ・ティント、カザキミス

は0.2―3.7%上昇した。

 ディフェンシブ銘柄を選好する動きから医薬品株に買いが入った。グラクソ・スミスク

ラインが1.6%、アストラぜネカが0.9%、シャイアは2.

2%それぞれ上昇した。

 

 欧州株式市場は続落。金融株の下げが目立ち、指数は終値で約6週間ぶり水準に低下し

た。米中古住宅販売が予想を下回ったことで、景気回復の勢いをめぐる悲観的な見方が一

段と広がった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.55ポイント(0.42%)安

の833.67と、5月13日以来の安値で引けた。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.80ポイント(0.25%)安の

2353.48。

 銀行株ではBNPパリバ、バンコ・サンタンデール、バークレイズ<

BARC.L>、クレディ・スイス、ドイツ銀行、スタンダード・チャータ

ードが1.7─3.4%安となった。

 証券会社の投資判断引き下げを嫌気し保険株も売られた。スイスライフ

5.1%安。UBSが投資判断を「ニュートラル」から「セル」に引き下げた。リーガル

&ジェネラルは7.9%安。ソシエテ・ジェネラルが投資判断を「ホールド」か

ら「セル」に引き下げた。

 スイス再保険、アクサ、チューリッヒ・フィナンシャル・サービシ

ズ(ZFG)は1.3─2.3%値下がりした。

 クレディ・スイス・アセット・マネジメントのロバート・パーカー副会長は「大幅上昇

の後に小幅な調整がくると予想していた。これは8月の中旬から下旬まで続くだろう。市

場はあまりにも急激な景気回復を織り込んでいた。回復は可もなく不可もないペースとな

るだろう」と述べた。

 5月の米中古住宅販売戸数は2カ月連続で増加したものの、市場予想を下回った。

 前出のパーカー氏は「米住宅市場は底入れしつつあると言えるが、底をついた後急速に

回復するとの見方は誤り」との見方を示した。

 欧州のマクロ経済関連ニュースもさえなかった。5月の仏消費支出は予想外のマイナス

となったほか、6月のユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は前月

から小幅低下し、サービス業が主導するユーロ圏経済の回復に歯止めがかかったことを示

唆した。

 医薬品株は買いが優勢となり、指数を下支えした。グラクソ・スミスクライン

が1.6%高となったほか、アストラゼネカ、メルク, ノバルティス

OVN.VX>、シャイアが0.8─2.2%値上がりした。

 <ユーロ圏債券> おおむね変わらず。欧州中央銀行(ECB)の1年物オペや米連邦

公開市場委員会(FOMC)の結果待ちとなった。

 5月の中古住宅販売が予想外に弱い内容となり米長期国債が上昇したことや、欧州各国

による国債入札がまずまずの結果だったことが独連邦債を下支えした。ただ全般的には薄

商いだった。

 今回初となるECBの1年物オペは24日に結果が発表される。

 RIAキャピタル・マーケッツ(エジンバラ)の債券ストラテジスト、ニック・スタメ

ンコビッチ氏は「ECBのオペは短期債にとって非常に重要だが、どれだけ需要が見られ

るかは分からない」と述べた。

 独連邦債先物9月限は5ティック安の120.13。序盤の取引で1カ月ぶり

高値となる120.32をつけた。

 1550GMT時点で独連邦債10年物利回りは1.6ベーシスポイント

(bp)上昇し3.466%。

 同2年物利回りは2.1bp上昇し1.494%。

 6月のユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は44.5と前月の

44.8から小幅低下したが、市場の反応は限定的だった。

              [東京 24日 ロイター]

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