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再送:欧州市場サマリー(18日)

発行済 2009-12-19 05:32

*この記事は19日に配信しました。

     1636GMT      17日

ユーロ/ドル   1.4283     1.4344

ドル/円    90.430     89.880

ユーロ/円   129.19     128.93

 

              18日終値     前営業日終値

株 FT100 5196.81(‐20.80) 5217.61

  クセトラDAX     5831.21(‐13.23) 5844.44

金 現物午後値決め 1104.50  1117.00

 

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(3月限)  99.225 (+0.010)  0.355(0.379)

独連邦債2年物 1.172(1.162)

独連邦債10年物(3月限) 123.43 (+0.03) 3.146(3.145)

独連邦債30年物   3.889(3.888)

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 <為替> ドルが上昇。イラン軍がイラクに侵入し、同国南部の油田を占拠したとのニ

ュースを受け、ユーロや円が売られ安全資産としてのドルへの逃避買いが膨らんでいる。

 <株式> ロンドン株式市場は続落。バーゼル銀行監督委員会が提案した新規制への懸

念から銀行株が売られ、一部ディフェンシブ銘柄の上げを打ち消した。

 CMCマーケッツの株式部門を率いるジミー・イェーツ氏は、年末相場入りしているた

め非常に狭いレンジでの取引になっていると指摘した。

 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、バークレイズ

ロイズ・バンキング・グループ、HSBC、スタンダード・チャーター

は0.6─4.7%安。銀行銘柄はバーゼル新規制の下で資本に関する規制が

厳格化されるとの懸念を背景に、前日も下落していた。

 このところ上げていた生保株には利益確定の動きが出て、下落。プルーデンシャル

は2.2%、オールド・ミューチュアルは2%、スタンダード・ライフ

は1.6%、それぞれ下落した。

 一方、引けにかけてリスク選好が後退したことで、ディフェンシブ銘柄に買いが入った。

インペリアル・タバコは0.6%、酒類大手ディアジオは1.2%、食品

・日用品大手ユニリーバは0.8%、それぞれ上昇した。

 鉱山株もプラス圏で終了。BHPビリトン、ベダンタ・リソーシズ、カ

ザキミス、ランドゴールド・リソーシズは0.3─1.1%高。 

 FT100種総合株価指数は、今年3月につけた6年ぶりの安値から50%を超えて上

昇したものの、2008年9月に米リーマン・ブラザーズ・ホールディングス

が経営破たんする前の水準からは依然として3.9%安い。

 CMCマーケッツのイェーツ氏は「上半期の堅調な決算が下半期も続いていたら、FT

100種総合株価指数は5500近辺で今年の取引を終えていたはずだ」と述べた。

同氏は、現在はレンジ取引となっているため、同指数は「5200プラスマイナス50ポ

イント」で今年の取引を終えると予想している。

 

 欧州株式市場は続落。バーゼル新規制案をめぐる根強い懸念から銀行株が売られたほか、

原油価格の下落に伴ない石油株が軟調となった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.10ポイント(0.50%)安

の1013.15。荒い値動きとなり、1028.34に上昇する場面もあった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は20.44ポイント(0.71%)安

の2871.22。 

 シティ・インデックスのマーケット・ストラテジスト、ジョシュア・レイモンド氏は「

商いは薄く値の振れが散見される。前日の値下がりを背景に銀行株が引き続き売られてい

る」と話した。

 銀行株はこの日も下げがきつく、バークレイズ、クレディ・アグリコル

、UBS、ロイズ・バンキング・グループが3―7.1%安

となった。

 石油株は一時上昇したものの、米原油先物が押し戻されるなか値を削り、ロイヤ

ル・ダッチ・シェル、レプソル、トタルが0.4―1.8%

下落した。

 医薬品株は好調。サノフィ・アベンティスは2.4%高となった。サノフィ

は、ワクチン部門サノフィパスツールの売上高を2013年までに倍増させる目標を明ら

かにした。

 ソフトウェアメーカーも堅調となった。SAPは2.1%高。競合の米オラ

クルが前日発表した第2・四半期(9―11月)決算は、ソフトウエア販売の予

想外の増加が寄与し、利益が市場予想を上回った。また、企業の情報技術(IT)支出が

上向くにつれ、ソフトウエア販売の伸びが今四半期に加速する可能性があるとの見通しを

示した。 

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦債がおおむねしっかりとなった。ギリシャの財務相が、米格

付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは同国のソブリン格付けを引き下げる

か数週間以内にも決定する可能性があると発言して以来、ユーロ圏の比較的リスクの高い

国債は引き続き圧迫されている。

 ギリシャについては、財政の健全性をめぐる懸念から今月すでに3社が格下げを決定し

ており、他国のソブリン債への信頼感低下につながっている。

 ポルトガルやスペインの国債に対して投資家が要求するプレミアムは1週間ぶりの水準

に上昇した。ギリシャ国債に対するプレミアムは4月初旬以来の高水準付近で推移してい

る。

 BNPパリバ(ロンドン)の債券アナリスト、イオアニス・ソコス氏は「きょうのギリ

シャ国債(と独連邦債と)の利回り格差は4ベーシスポイント(bp)拡大にとどまった。

きのうの動きがすでに過剰だったためだ」と指摘。一方、「きょうのスペイン国債の利回

り格差は、ムーディーズがスペインの銀行商品やカタルーニャ地方を格下げしたことを背

景に7bp拡大した」と付け加えた。

 1700GMT時点で、独連邦債先物3月限は8ティック上昇し123.48。

出来高は通常の3分の1の水準である34万5000枚だった。

 独連邦債10年物利回りはほぼ変わらずの3.139%。同2年物

利回りは0.6bp上昇し1.167%。

                        [東京 19日 ロイター]

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