火曜日のゴールド価格は少しだけ上昇を見せている。米国と中国の貿易戦争が長引き、貴金属の価格を引き続き押し上げる形となっている。
ニューヨークマーカンタイル取引所のコメックス部門12月限金先物は0.1%高となり1トロイオンスあたり1229.3ドル。
ブルームバーグによると、来月、トランプ大統領と中国の習近平主席の会談がうまくいかなかった場合、米国は12月初めまでに残りの中国輸入品全てに関税を課すことを検討していると報じた。
中国からの輸入品の残りの総額は約2,570億ドルだ。
報道の後、ダウ平均は上昇していた350ドル分が消え、200ドル以上下落して終わった、また S&P 500は0.6%安となった。
一方、 ドルインデックスは0.3%高の96.44。米ドルは、中国と米国の貿易関係の緊張が高まる中で、安全資産のニーズに支えられた。
アジア株式市場は日本の日経225は1.4%、中国の上海総合指数、韓国のコスピ、オーストラリアの ASX 200は約1%とそれぞれ上昇している。