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欧州市場サマリー(13日)

発行済 2010-01-14 05:08

     1419GMT       12日

ユーロ/ドル   1.4558       1.4494

ドル/円    91.410       90.950

ユーロ/円   133.05      131.83

 

              13日終値     前営業日終値

株 FT100 5473.48(‐25.23) 5498.71

  クセトラDAX     5963.14(+20.14) 5943.00

 

金 現物午後値決め 1127.25 1151.25

 

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(3月限)  99.300 (‐0.005)  0.315(0.311)

独連邦債2年物 1.220(1.229)

独連邦債10年物(3月限) 122.00 (‐0.14) 3.313(3.312)

独連邦債30年物   4.100(4.072)

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 <為替> ユーロが対ドルで1カ月ぶり高値をつけた。

 前日発表された中国の銀行預金準備率引き上げが成長への足かせにならないとの見方

から、高利回り通貨も下げから戻した。

 

 <株式> ロンドン株式市場は続落。銀行・商品(コモディティー)株が売られ、ディ

フェンシブ銘柄の一部上げ分を打ち消した。一部投資家のリスク許容度が低下しているこ

とが示された。

 シティ・インデックスの市場アナリスト、ニック・サーフ氏は「市場は引き続き混沌と

している。ギリシャの(パパンドレウ)首相の発言や在庫増を受けた原油価格の下落が若

干の動揺を招いた」と説明。「ただ、安値拾いの買いが入っており、相場の反発力を支え

ている」と続けた。

 パパンドレウ首相はこの日、ユーロ圏からの離脱や国際通貨基金(IMF)の支援を求

めることはないと言明した。同国の財政問題に自力で取り組む姿勢を示す格好となった。

 米原油先物は1.9%下落し1バレル79ドルを下回った。週間石油在庫統計で

原油在庫が増加した。

 エネルギー株ではロイヤル・ダッチ・シェルが1.8%安。複数のアナリスト

が第4・四半期の業績見通しを下方修正したほか、モルガン・スタンレーが投資判断を引

き下げた。

 BP、BGグループ、タロー・オイルが0.3―1.1%下落し

た。

 鉱山株も下げに転じた。中国による金融引き締めの動きとアルコア決算の影響が

尾を引き、金属価格が軟調に推移した。

 ランドゴールド・リソーシズが2.8%安。ロンミン、フレスニロ

、エクストラータ、ベダンタ・リソーシズ、リオ・ティント

が0.5―2.0%値を下げた。

 銀行株もおおむね軟調。オバマ米政権による銀行手数料徴収案の影響を懸念する声に加

え、仏銀ソシエテ・ジェネラルが業績悪化を警告したことが圧迫した。

 HSBC、バークレイズ、スタンダード・チャータード(スタンチャ

ート)銀行が0.3―1.5%安。一方、一部国有化されているロイズ・バンキ

ング・グループは0.1%、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)

は2.4%それぞれ上昇した。

 医薬品株は一部上昇。アストラゼネカが1.1%値上がりした。クレディ・ス

イスが投資判断を「ニュートラル」に引き上げた。

 一方でグラクソ・スミスクラインは1.2%下落。新型インフルエンザ(H1

N1)ワクチンに絡む収益面での懸念を背景に、クレディ・スイスが投資判断を「アンダ

ーパフォーム」に引き下げた。

 欧州株式市場は反発。証券会社による投資評判断引き上げを手がかりに医薬品株が買わ

れた。半面、ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)の業績見通しを嫌気し銀行株

が下落したほか、原油価格の下落を受け石油株も売られた。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.56ポイント(0.24%)高

の1056.49。数回にわたりプラス・マイナス圏を行き来する動きとなった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は1.52ポイント(0.05%)高の

2978.41。

 医薬品株の大半が値上がりした。クレディ・スイスは、バリューエションを理由にロシ

とアストラゼネカの投資判断を引き上げた。

 ロシュ、アストラゼネカ、ノバルティス 、サノフィ・アベンティス

は0.6─1.2%上昇した。

 シティグループがUCBの投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げた

ことも、同セクター全体を押し上げた。UCBは4.2%高。

 医薬品・化学大手のバイエルも1.8%高となった。

 

 ただ、大型銀行株が売られ相場は伸び悩んだ。

 ソジェンは2.9%安。同行は09年第4・四半期の業績について、小幅な黒字になる

との見通しを示した。住宅ローン担保証券(MBS)を組み入れた債務担保証券(CDO)

の評価損など14億ユーロ(20億3000万ドル)を計上する公算という。

 BNPパリバ、サンタンデール、バークレイズ

、クレディ・スイス、ドイツ銀行、HSBC

UBSは0.7─1.7%安。

 原油価格が2%下落したことを受け、BPやトタルなど、エネ

ルギー株にも売りが出た。

 

 <ユーロ圏債券> 国債価格が小幅高。一時の下げから値を戻した。

 この日行われた入札は総じて順調だったという。翌日の欧州中央銀行(ECB)理事会

を控え神経質な展開となった。

 ギリシャ国債利回りは昨年12月以来の6%超え。ギリシャのパパンドレウ首相はこの

日、ユーロ圏からの離脱や国際通貨基金(IMF)の支援を求めることはないと言明する

一方、貧困層が痛みを被るような財政改革は行わないと述べた。同発言を受け、10年物

ギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は約258ベーシスポイント(bp)に拡大した。

 モニュメント証券(ロンドン)の債券アナリスト、マーク・オストワルド氏は「ギリシ

ャの債務状況はまずいというのが現実ではないか」と指摘した。

 1712GMT時点で、独連邦債先物3月限は3ティック高の122.17。

清算値は122.20。

 独連邦債10年物利回りは3.304%と横ばい。同2年物

回りは4bp低下し1.185%。

 この日の入札は、ドイツが5年債50億ユーロとインフレ連動10年債18億ユーロ、

イタリアが5年債および30年債85億8000万ユーロ、ポルトガルが20年債10億

ユーロ。これらはいずれも順調だったという。

 一方、スペインのシンジケートを通じた10年債発行のスプレッドは、ミッドスワップ

に56bp上乗せで設定、当初のガイダンスの上限に近く、若干失望を誘ったという。

                        [東京 14日 ロイター]

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