■80円台に上昇、利下げ観測はやや後退先週の豪ドル・円は上昇。
豪準備銀行(中央銀行)のデベル副総裁が講演で、「理論的には、必要であれば利下げは可能」と述べたものの、利下げ傾斜姿勢を明確に示さなかったとの見方から豪ドル買い・円売りが優勢となった。
ユーロ・円が円安方向に振れたことも意識されており、対円レートは昨年12月下旬以来となる80円台に上昇した。
取引レンジ:78円95銭-80円49銭。
■底堅い展開か、3月失業率に注目今週の豪ドル・円は底堅い展開か。
豪準備銀行(中央銀行)の4月理事会議事要旨が公表されるが、早期利下げ観測は大幅に後退しており、豪ドル売り材料になりにくい。
18日発表の3月失業率は5.0%と予想されているが、予想を下回った場合、豪ドル買いがやや強まる可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・16日:豪準備銀行が4月理事会議事要旨公表・18日:3月失業率(予想:5.0%)予想レンジ:79円00銭-81円50銭