22日、米中貿易戦争の動向に視線が集まる中、金価格は概ね横ばいとなっている。
日本時間22日午後4時5分時点で、6月限金先物は1273.15ドルで小動き。
ロンドンのActivTradesのアナリストであるCarlo Alberto De Casa氏は、「テクニカル的観点から言って、(金にとって)最初のポジティブなシグナルは1290ドル台へ回復することだろう。一方で、直近の1266ドルという安値を下回るとさらに下落する可能性がある」と指摘する。
中国が米国製品に対し報復関税を課すと発表したのち、先週14日に金は1か月ぶりの高値となる1300ドルを付けた。
経済的・政治的混乱に対する安全資産として金は根強い人気がある。
米国側が中国ファーウェイへの制裁の発動に対し、猶予期間を与えることを発表したことで米中貿易戦争は小休止している。
ドルインデックスは97.953で横ばいとなっている。