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再送:欧州市場サマリー(5日)

発行済 2010-02-06 05:08

*この記事は6日に配信しました。

     1704GMT     4日

ユーロ/ドル   1.3610    1.3734

ドル/円   89.250    88.950

ユーロ/円   121.49    122.19

 

              5日終値     前営業日終値

株 FT100 5060.92(‐78.39) 5139.31

  クセトラDAX     5434.34(‐98.90) 5533.24

金 現物午後値決め 1058.00 1083.25

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(3月限)  99.290 (‐0.025)  0.300(0.290)

独連邦債2年物 0.975(1.054)

独連邦債10年物(3月限) 124.52 (+0.82) 3.106(3.150)

独連邦債30年物   3.813(3.903)

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 <為替> ユーロが対ドルで昨年5月以来の安値をつけている。ユーロ圏の財政安定

化に対する懸念がユーロ売りにつながり、ギリシャやポルトガル、スペインの国債保証料

が過去最高水準に上昇した。

 1月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が引き続き減少するなか、失業率は改善した。

統計発表後、ドルは対ユーロ・円で上昇した。

 <株式> ロンドン株式市場は続落。1月の米雇用統計で雇用者数が予想外に減少した

ことで、世界経済の回復の力強さに対する懸念が台頭した。またインターディーラー・ブ

ローカーのICAPの下落も相場の足を引っ張った。

 ICAPは通年の業績がアナリスト予想を下回る可能性があるとの見通しを発表。これ

を受け同社の株価は約20%下落した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は78.39ポイント(1.53%)安の

5060.92で取引を終えた。週初からの下落率は2.5%。週間ベースでの下落は

4週連続となった。

 石油関連株ではBGグループが3.2%下落。第4・四半期決算が予想を下回っ

たことが嫌気された。今週発表した決算が思わしくなかったロイヤル・ダッチ・シェル

、BPも、それぞれ0.9%下げた。

 資金が安全資産としての米ドルに流れ金属価格が下落したことで、鉱山関連株も売られ

た。エクストラータは5.2%安、ランドゴールド・リソーシズは2%安

で引けた。両社は週明け8日に決算発表を控えている。

 CMCマーケッツの株式部門を率いるジミー・イェーツ氏は「恐怖感にかられた下落だ。

欧州のソブリン債懸念が払しょくしきれず、不安感が広まっている。こうした状態が長く

続かないことを期待している」と述べた。

 バークレイズ、HSBC、ロイズ・バンキング・グループ

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、スタンダード・チャータード

は1.2─5.7%下落した。

  

 欧州株式市場は3日続落。連日の大幅安となった。欧州のソブリン債をめぐる不安が強

まるなか金融株への売りが継続した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は20.86ポイント(2.10%)

安の972.10。終値ベースで2009年11月初旬以来の安値。週間では3.9%安

で09年3月以来の大幅な下げとなった。1月11日につけた1年3カ月ぶり高値からは

9.5%下落。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は75.81ポイント(2.80%)安

の2631.64。

 債務問題を抱えるギリシャやポルトガルなどへの不安が根強いなか、投資家の間でユー

ロ資産を処分売りする動きが続いたという。

 金融株では、BNPパリバ、HSBC、ロイズ・バンキング・グル

ープ、ソシエテ・ジェネラルが1.2─5.7%安。

 ギリシャの金融株では、ナショナル・バンク、EFGユーロバンク

ピラエウス・バンク、アルファ・バンクが4.5─7.4%安。

 ウィリアムズ・デブローの調査部長、ジム・ウッド・スミス氏は「ギリシャやスペイン、

ポルトガルが焦点となった。市場は、欧州の周辺国(の問題)がユーロ圏全体に飛び火し

ていくかどうかを懸念している」と述べた。

 ドル高を背景に原油価格が70ドル割れとなるなか、エネルギー株もさえず。

BP、ロイヤル・ダッチ・シェル、スタトイル、トタル

が0.9─3.5%安。

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦債2年物利回りがユーロ誕生以来の最低水準を記録した。ユ

ーロ圏周辺国の財政をめぐる懸念が高まるなか、高リスク資産から比較的安全とされる独

連邦債などに資金がシフトした。

 質への逃避から、ギリシャ・ポルトガル・スペイン国債の保証料は一時過去最高水準に

上昇。また、大半のユーロ圏国債の独連邦債(10年物)との利回り格差も拡大した。

 独連邦債2年物利回りは一時、ユーロ誕生以来の最低水準となる0.975

%をつけた。

 欧州株式市場ではFTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>が週足で11カ月ぶりの

大幅な下げを記録。リスク回避の動きが広範に及んでいることが示された。

 ドイツ以外のユーロ圏主要国の債券も軟調で、ギリシャやポルトガルの財政問題の影響

が、比較的リスクの低い国の債券に対する需要を圧迫していることが示された。

 10年物のベルギー国債と独連邦債の利回り格差は5ベーシスポイント(bp)拡大し

62bp。前年7月半ば以来の高水準となった。カリヨンのストラテジストによると、ベ

ルギー債務の対国内総生産(GDP)比率が大きいことが背景となっている可能性がある。 

 2年物のフランス国債と独連邦債の利回り格差も38bpに拡大。カリヨンのストラテ

ジストはノートで「最高格付けの欧州債券のなかで最も財政状況が悪いフランスの国債が

アンダーパフォームしていることは偶然ではいだろう」と指摘。大きな動きではないもの

の、市場が財政の健全性にいかに注目しているかを反映しているとの見方を示した。

 CMAデータビジョンによると、5年物のギリシャ国債のクレジット・デフォルト・ス

ワップ(CDS)は一時、過去最高の444.9bpに拡大。その後、410.6bpに

縮小した。前日のニューヨーク市場終値は427bpだった。

 ポルトガルとスペイン国債のCDSも一時、過去最高水準に達した。

 10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は350bp付近で前日比ほぼ変わら

ずとなった。一時374bpまで拡大した。 

 独連邦債2年物利回りは5.2bp低下し0.986%。同10年物利回

りは3.3bp低下し3.114%。

 独連邦債先物3月限清算値は124.20。前日から50ティック上昇した。

 

                        [東京 6日 ロイター]

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