*この記事は13日に配信しました。
1346GMT 11日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
12日終値 前営業日終値
株 FT100 5142.45(‐19.03) 5161.48
クセトラDAX 5500.39(‐3.54) 5503.93
金 現物午後値決め 1082.00 1076.25
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.330 (+0.010) 0.323(0.302)
独連邦債2年物 0.987(1.060)
独連邦債10年物(3月限) 123.47 (+0.32) 3.195(3.243)
独連邦債30年物 3.926(3.950)
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<為替> ユーロ/ドルが下落し約9カ月ぶりの安値をつけた。ギリシャ救済計画の
詳細が明らかにされていないことが重しとなっている。また、中国人民銀行の預金準備率
を引き上げが高金利通貨を圧迫している。
<株式> ロンドン株式市場は反落。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率の引き上
げを発表したことを受け、銀行株や商品(コモディティ)株が売られた。また、ユーロ圏
域内総生産(GDP)の伸びが鈍化したことも相場を圧迫した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は19.03ポイント(0.37%)安の
5142.45。
序盤にはプラス圏で推移し、5207.73の高値をつける場面もあったものの、中国
人民銀行が予想外に早く預金準備率の再引き上げを発表したことを受けて下げに転じた。
さらに、第4・四半期のユーロ圏GDP伸び率速報値の伸びが鈍化したことで一段安と
なった。圏内最大の経済国ドイツの第4・四半期GDPが前期比横ばいとなったことがユ
ーロ圏全体のGDP伸び率に影響した。
欧州連合(EU)によるギリシャ支援計画の詳細をめぐる警戒感や業績発表シーズンを
控えていることもあり、銀行株の下げがきつくなった。
バークレイズ
3.2%安。HSBC
バンク・オブ・スコットランド(RBS)
鉱山株は一時の上げから下げに転じた。中国の預金準備率引き上げで商品需要の見通し
に不透明感が出た。ベダンタ・リソーシズ
キャピタル・スプレッズのセールス部門代表アンガス・キャンベル氏は「リスク選好を
後退させる材料が現在かなりある。中国のニュースは強気筋にとって確実に痛手だ。テク
ニカルやファンダメンタルズの側面からすると株式は現在若干買われ過ぎていたようだ」
と述べた。
エネルギー株も安い。BGグループ
一方、ディフェンシブ銘柄には買いが入った。公共事業株ではナショナル・グリッド
がりした。医薬品グラクソ・スミスクライン
アメリカン・タバコ
欧州株式市場は5日ぶりに反落。中国人民銀行(中央銀行)が予想外の預金準備率引き
上げに踏み切ったことを受け、鉱山・銀行株が下落した。ただ、ディフェンシブ銘柄が買
われ、相場を下支えた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.65ポイント(0.27%)安
の987.86。一時1002.50に上昇した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.79ポイント(0.22%)安の
2674.46。
中国人民銀行(中央銀行)はこの日、預金準備率を0.5%ポイント引き上げると発表
した。実施は25日付で、預金準備率の引き上げは今年になって2度目。前日発表された
1月のインフレ率が予想外に低い数字となったことも、この日の預金準備率引き上げに対
する意外感を高める形となった。
銀行株の下げが目立ち、バークレイズ
サンタンデール
ギリシャの銀行株<.FTATBNK>は5%下落。同国の09年第4・四半期国内総生産
(GDP)伸び率が前期比マイナス0.8%と、ロイターがまとめた市場予想のマイナス
0.5%を超える落ち込みとなったことが圧迫した。
また、欧州連合(EU)筋は同日、来週行われるEU財務相会合では、ギリシャに対す
る具体的な支援策は決定されない見通しだと明らかにした。
中国の預金準備率引き上げが金属需要を圧迫するとの懸念から、鉱山株も売られた。
リオ・ティント
ベダンタ・リソーシズ
0.3─2.5%安。
また、第4・四半期のユーロ圏GDP伸び率速報値が前期比プラス0.1%と伸びが鈍
化したことも、センチメントを悪化させた。ドイツの成長率が横ばいとなり、イタリアが
マイナス成長となったことが響いた。
ディフェンシブ銘柄は買われ、ネスレ
アベンティス
モルガン・スタンレーが明るい見方を示したことも寄与し、ナショナル・グリッド
<ユーロ圏債券> ギリシャ国債価格が下落。同国債と独連邦債の利回り格差は拡大し
た。前日の欧州連合(EU)のギリシャ支援表明をめぐり、市場で失望感が広がった。
こうしたなか、中国人民銀行(中銀)は12日、予想外に早く預金準備率を再度引き上
げ、引き締めペースを加速させた。同措置は独連邦債の下支えになったという。
10年物のギリシャ国債
シスポイント(bp)で、前日の清算値時点から約25bp拡大した。
RBSの金利ストラテジスト、ハービンダー・サイアン氏は「EUの連帯責任とは何か
について市場の理解を得られるかが問われている」と述べた。
15日に開かれるユーロ圏の財務相会合でも、引き続きギリシャ支援について話し合わ
れる見通し。
他の周辺国国債もギリシャ同様さえない動きとなり、ポルトガル、スペイン、アイルラ
ンドの国債と独連邦債の10年物利回り格差はいずれも拡大した。
ギリシャ国債のデフォルトに対する保証料は1000万ユーロ当たり35万7700ユ
ーロ。前日清算値時点では35万3700ユーロだった。
1615GMT時点で、独連邦債先物3月限
独連邦債10年物
物
[東京 13日 ロイター]