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電算システム Research Memo(11):2019年12月期は前期比1円増配の27円配を予想。“安定増配”目指す

発行済 2019-09-05 16:01
更新済 2019-09-05 16:21
© Reuters.  電算システム Research Memo(11):2019年12月期は前期比1円増配の27円配を予想。“安定増配”目指す
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■株主還元電算システム (T:3630)は株主還元を経営の最重要課題の一つとして掲げ、主として配当による株主還元を行っている。

配当政策においては公約配当性向などの定めはなく、収益動向や投資計画、財務状況などを総合的に判断するとしている。

2019年12月期については、前期比1円増配の27円(中間配13円、期末配14円)の配当予想を公表している。

予想1株当たり当期純利益125.51円に基づく配当性向は21.5%となる。

前述のように同社の2019年12月期第2四半期決算は期初予想を大きく上回り、通期の業績についても上振れる可能性がある。

仮にそうなった場合でも同社の配当については期初予想(27円配)が維持されると弊社ではみている。

同社の配当は、過去10年で2009年12月期を除いては毎年増配を達成してきている(2013年12月期は配当総額ベースでは前期比横ばいだが、普通配ベースでは2.5円増配)。

すなわち、同社は毎年の“安定増配”を強く志向しているということだ。

2019年12月期の業績が好調裡に着地する可能性が高まっている一方、その反動も含めて2020年12月期はまだ不透明な部分も多いため、2019年12月期の好決算に影響されることなく、着実な増配のスタンスを維持するというのが弊社の見方だ。

同社はまた、株主優待制度を設定している。

同社の1単元(100株)以上の株式を1年以上継続保有している12月末時点の株主に対し、3,000円相当の岐阜県及び愛知県の特産品を贈呈するというものだ。

7種類の特産品から選択が可能となっており、個人投資家から好評を得ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

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