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欧州市場サマリー(18日)

発行済 2010-02-19 05:48

              1526GMT    17日 

ユーロ/ドル    1.3615   1.3605

ドル/円      90.900   91.360

ユーロ/円 123.78   124.26

 

              18日終値     前営業日終値

株 FT100  5325.09(+48.45) 5276.64

  クセトラDAX    5680.41(+32.07)  5648.34

金 現物午後値決め   1118.00     1119.00

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(3月限)  99.330 (+0.005)  0.295(0.293)

独連邦債2年物 0.999(0.977)

独連邦債10年物(3月限) 123.04 (‐0.47) 3.245(3.196)

独連邦債30年物   3.985(3.960)

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 <為替> ドルが幅広い通貨に対して下落。最新週の米新規失業保険の週間申請件数が

予想外に増加したことで、労働市場の早期回復期待が後退し、景気の先行き懸念が高まっ

た。

 <株式> ロンドン株式市場は4日続伸。指数は1カ月ぶり高値で引けた。商品(コモ

ディティ)株や金融株に買いが入った。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は48.45ポイント(0.92%)高の

5325.09。終値としては1月21日以来の高値、5300ポイント台の回復は1月

22日以来。

 銅価格が3週間ぶり高値をつけるなか、鉱山株が堅調。ユーラシアン・ナチュラル・リ

ソーシズ、カザキミス、ベダンタ・リソーシズが2.4─3.1

%値上がりした。

 原油価格が78ドルを超えたことで、エネルギー株もしっかり。BGグループ

、BP、ロイヤル・ダッチ・シェルが0.8─2%高。

 バークレイズの予想を上回る業績が引き続き好感され、金融株も高い。バーク

レイズは2%高。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビは総額12億ポンド(19億ド

ル)でワラント(株式購入権)を行使し、同行への出資比率を5.2%に引き上げた。

 ロイズ・バンキング・グループ、HSBC、スタンダード・チャータ

ードは0.2─1.2%高。

 JPモルガンは欧州銀行の投資判断を「オーバーウエート」とした上で、大半の地域で

イールドカーブが過去最高水準に拡大していることなどが銀行の収益性にプラスとなると

述べた。

 

 欧州株式市場は4日続伸。全般的に前向きな企業決算が続き市場心理が改善した。こう

したなか、ダイムラーは、配当取りやめを決めたことが嫌気され下落した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.56ポイント(0.65%)高

の1021.66。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.05ポイント(0.58%)高

の2778.30。 

 スイスのエンジニアリング大手ABBは第4・四半期決算が予想を上回り

7.6%上昇した。

 フランスのコンピューターコンサルタント会社、キャップジェミニも6.2

%高。2009年の業績が予想をやや上回った。

 米経済指標は、週間新規失業保険申請件数が予想外に増加する一方、先行指標であるフ

ィラデルフィア連銀業況指数と景気先行指数がともに前月から上昇した。

 スイス再保険は2.8%高。09年通期決算で最終損益が黒字に転じたほか、

資本強化を明らかにしたことが好感された。

 こうしたなか、ダイムラーは4.7%安。2009年の利払い・税引き前利益(EBI

T)が15億1000万ユーロの損失になったとし、2009年の配当を取りやめる方針

も表明した。同社が無配となるのは過去14年間で初めて。

 BMWやポルシェもともに0.7%下落した。

 銀行株ではソシエテ・ジェネラルが7.2%安。第4・四半期決算に対する

失望感が広がった。

 一方、バークレイズは2%、BNPパリバは2.2%それぞれ上昇

した。

 商品相場がしっかりとなるなか、石油・鉱山株も堅調に推移。石油株ではBP

ロイヤル・ダッチ・シェル、トタルが0.7―0.9%値上がりした。

 鉱山株では、エクストラータが2.2%高。BHPビリトンが1.9高。

 

 <ユーロ圏債券> ユーロ圏金利が長期間低水準に据え置かれるとの見方が強まるなか、

独連邦債2年物利回りがユーロ導入以来の最低水準をつけた。一方、長期債は大規模な入

札に圧迫された。

 2月の米フィラデルフィア地区連銀業況指数が予想以上に上昇したことや、米債価格が

下落したことは、期間が長めの独連邦債への悪材料となった。

 米財務省は来週実施する国債入札が1260億ドルと過去最大になると発表。これを受

け、米債市場は下げに転じた。  

 独連邦債2年物利回りは一時、ユーロ導入以来の最低水準となる0.958

%をつけた。その後は前日からほぼ変わらずの0.997%で推移。

 2年物スワップ金利も過去最低の1.480%をつけた。

 独連邦債10年物はアンダーパフォームし、利回りは6.1ベーシスポイ

ント(bp)上昇の3.265%。

 2・10年物利回り格差は約5bp拡大し226bpと、9月以来最大となった。

 独連邦債先物3月限の清算値は51ティック安の123.00。

 この日はフランとスペインが総額89億ユーロの国債入札を実施し、底堅い需要が見ら

れた。フランスはこのほか、約20億ユーロのインフレ指数連動債を発行した。

 入札が順調に終わったことを受け、10年物スペイン国債は独連邦債をアウトパフォー

ムした。利回り格差は約5bpタイト化し、12日以来の低水準となる78bpとなった。

 ギリシャの財政問題をめぐる根強い懸念を背景に、ギリシャ国債は独連邦

債に対しアンダーパフォームした。10年物の利回り格差は一時、20bp拡大し、9日

以来の高水準となる340bpとなった。その後は333bpで推移した。

 2月下旬もしくは3月初めに予定されているギリシャ国債発行を控え、投資家は引き続

き神経を尖らしている。

 CMAデータビジョンのデータによると、ギリシャ国債の期間5年の債務の保証コスト

は、前日のニューヨーク終値の1000万ユーロにつき35万0800ユーロから、

35万9000ユーロに上昇した。

                        [東京 19日 ロイター]

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