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再送:欧州市場サマリー(19日)

発行済 2010-02-20 05:24

*この記事は20日に配信しました。

              1630GMT    18日 

ユーロ/ドル    1.3524   1.3614

ドル/円      92.080   91.220

ユーロ/円 124.51   124.21

 

              19日終値     前営業日終値

株 FT100 5358.17(+33.08) 5325.09

  クセトラDAX     5722.05(+41.64) 5680.41

金 現物午後値決め 1112.75 1118.00    

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(3月限)  99.325 (‐0.005)  0.280(0.295)

独連邦債2年物 1.011(0.999)

独連邦債10年物(3月限) 122.66 (‐0.34) 3.283(3.245)

独連邦債30年物   4.018(3.985)

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 <為替> ドルが全般的に上昇し、主要通貨バスケットに対し8カ月ぶり高値をつけて

いる。前日の米連邦準備理事会(FRB)による公定歩合引き上げを受けた動き。

 <株式> ロンドン株式市場は5日続伸。鉱山株が軟調となるなか、金融やエネルギー

株、ディフェンシブ銘柄に買いが入り、相場全体を押し上げた。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値で1カ月ぶり高値をつけた。週間では4.2

%値上がりし、昨年7月以来の好成績となった。

 米連邦準備理事会(FRB)が前日、公定歩合の引き上げに踏み切るなか、米国市場は

当初売りが先行していたが、その後プラスに転じたことでロンドン市場を支えたという。

 ワイタン・インベストメント・トラストのアンドリュー・ベル最高経営責任者(CEO)

は、FRBの措置に対し市場は冷静に反応したと指摘。「当局が緊急措置から脱却しつつ

ある様子がうかがえることについて、市場は正常化への戻りとして前向きにとらえている

ようだ」と述べた。

 リスク選好が若干増すなか金融株がしっかり。バークレイズ、HSBC

、スタンダード・チャータード(スタンチャート)、ロイヤル・バンク

・オブ・スコットランド(RBS)が0.4─2.3%高。

 原油価格が80ドルに迫るなかエネルギー株も上昇。BP、ロイヤル・ダッチ・

シェル、タロー・オイルが0.7─1.7%高。

 こうしたなか、ドル高やFRBの措置を背景に金属価格が軟調となったことで、鉱山株

はさえない動きとなった。フレスニロ、ランドゴールド・リソーシズ

アントファガスタは1─1.5%安。アングロ・アメリカンは1.8%

安。同社の通期決算は51%の1株減益となり、配当は見送られた。

 

 欧州株式市場は5日続伸し、主要株価指数は約3週間ぶり高値で終了した。1月の

米消費者物価指数の伸びが予想を下回ったことや、米連邦準備理事会(FRB)当局者発

言を受け、FRBが低金利政策を終了させるとの観測が和らいだ。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.39ポイント(0.43%)上

昇し、2月2日以来の高値となる1026.05で引けた。週間では4%高となり、

2009年7月下旬以来の好成績となった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は15.07ポイント(0.54%)

高の2793.37。

 米FRBは前日、銀行などに貸し出す際の金利である公定歩合を19日付で0.5%か

ら0.75%に引き上げると発表。しかしその後、公定歩合の引き上げがより広範な金融

引き締めの前触れになるとの観測を和らげる発言がFRB高官から相次いだ。

 こうしたなか、銀行株が上昇に転じた。バークレイズ、HSBC、ソ

シエテ・ジェネラル、BNPパリバ、ドイツ銀行は1.3

─1.9%高で引けた。

 食品関連株も上昇。ネスレがアジア・米州での事業が堅調だったことから

09年の業績が予想を上回ったと発表し、10年の基調的売上高が増加するとの予想を示

したことで2.4%上昇、セクター全体を引っ張った。ダノン、アソシエーティ

ッド・ブリティッシュ・フーズ、ユニリーバは1─2.7%高。

 一方で鉱山関連株は下落。米FRBの公定歩合引き上げを受け、米ドルが通貨バスケッ

トに対し8カ月ぶりの高値に上昇。これを受け金属価格が下落したことが嫌気された。ユ

ーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、カザキミス、リオ・ティント

、ベダンタ・リソーシズは0.2─1.1%下落。アングロ・アメリカン

は期末決算発表時に復配しないことを明らかにしたことが嫌気され、1.8%下

落して終了した。

 

 <ユーロ圏債券> 独連邦債をはじめユーロ圏の主要国債券利回りが上昇した。米連邦

準備理事会(FRB)が前日公定歩合を引き上げたことで、予想よりも早い時期に利上げ

が実施されるとの見方が広がった。

 独連邦債2年物利回りは序盤、1週間ぶりの水準となる1.049%に上昇

した。その後は前日比1.5ベーシスポイント(bp)上昇の1.013%。

 FRBは18日、公定歩合を0.75%に引き上げると発表。19日から実施された。

FRBによる金利変更は2008年12月以来。

 RIAのストラテジスト、ニック・スタンメンコビッチ氏は「市場はこれほど早い時期

の公定歩合引き上げは予想していなかったため、短期ゾーンに売りが出た」と述べた。

 独連邦債10年物利回りも4.6bp上昇の3.287%と、1月中旬以

来の高水準をつけた。

 FRBが予想よりも早く金融政策の正常化に動く可能性がある兆候は、景気見通しが世

界的に明るいことを示唆し、リスク選好の動きを後押しした。これにより長期債が圧迫さ

れた、とアナリストは指摘する。

 ユーロ圏周辺国債が独連邦債をアウトパフォームし、10年物の利回り格差は大幅に縮

小した。

 RBCキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、リチャード・マクガイヤー氏は

「周辺国債の(独連邦債との)利回り格差縮小は、独連邦債を支えてきた逃避買いを圧迫

している」と述べた。

 10年物の独連邦債とギリシャ国債との利回り格差は約16bp縮小し315bp。ス

ペイン国債との利回り格差も最大5bp縮小し、11日以来の低水準となる74bp。ポ

ルトガル国債も7bp縮小し、1月下旬以来の低水準となる109bp。

 1615GMT時点で、独連邦債先物3月限の清算値は34ティック安の

122.66。

                        [東京 20日 ロイター]

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