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原油先物は3日続落、米中交渉巡る楽観論後退

発行済 2019-10-09 11:48
更新済 2019-10-09 11:51
原油先物は3日続落、米中交渉巡る楽観論後退
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[シンガポール 9日 ロイター] - 原油先物価格は9日、アジア時間の取引で3日続落している。10日から始まる米国と中国の通商協議が難航するとの見方が広がる中、世界経済の先行き不透明感から原油需要が減退するとの懸念が高まっている。

米原油在庫が予想以上に増加したことも相場を圧迫している。

0148GMT(日本時間午前10時48分)時点でブレント先物 (LCOc1)は0.27ドル(0.5%)安の1バレル=57.97ドル。米WTI (CLc1)も0.25ドル(0.5%)安の52.38ドル。

米国務省は8日、新疆ウイグル自治区のイスラム教徒への弾圧や虐待などを理由に中国政府や共産党の当局者に対するビザ発給を制限すると発表した。これを受けて中国は反発、今週予定される通商協議に暗雲が立ち込めている。

米石油協会(API)が発表した4日までの米原油在庫は、前週比410万バレル増えた。ロイター調査によると、アナリストは140万バレルの増加を見込んでいた。

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