[シンガポール 15日 ロイター] - 原油先物は15日のアジア時間に続落。9月の中国経済指標の弱い内容を受けて、米中の「第1段階」の通商合意の実効性を巡る懸念が強まった。
0142GMT(日本時間午前10時42分)時点で、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.30ドル(0.5%)安の1バレル=59.067ドル。米WTI (CLc1)は0.21ドル(0.4%)安の53.38ドル。
ANZ銀のアナリストはリサーチノートで「中国の9月の輸出入は予想よりも大幅に減少した。現行の関税と世界的な貿易の減速が需要を押し下げた」と指摘。また、米中の合意に懐疑的な見方も市場心理を引き続き圧迫したという。
中国税関総署が発表した9月の貿易統計によると、輸出は2月以来の大幅な減少となり、輸入も5カ月連続の減少となった。