[ニューヨーク/ヒューストン 21日 ロイター] - 関係筋によると、スイスの金融大手UBSグループ (S:UBSG)と、米パイパー・ジャフレー・カンパニーズ (N:PJC)のエネルギー部門シモンズ・エナジーは、石油・ガス分野の投資銀行チームで人員削減を実施した。
米シェール業界の合併買収(M&A)はオキシデンタル・ペトロリアム (N:OXY)のアナダルコ・ペトロリアム買収を除くと10年ぶりの低水準に落ち込んでいる。株主が生産会社に対し、リターンを重視し、事業拡大より既存鉱区の開発に集中するよう求めていることが背景にある。
M&Aの減少により、こうした案件に関する助言を行う投資銀行部門の人員に、一部で余剰感が出ているとみられる。
UBSはコメントを控えた。シモンズ・エナジーは、ロイターからの問い合わせに返答していない。
関係筋によると、UBSやシモンズ・エナジーを去ったのはA&D(買収&売却)を担当する人員で、この数週間に退職したという。