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EU、1月末までの英離脱延期で合意目指す 前倒しも可能に=関係筋

発行済 2019-10-28 10:21
更新済 2019-10-28 10:26
EU、1月末までの英離脱延期で合意目指す 前倒しも可能に=関係筋

[ブリュッセル 27日 ロイター] - 関係筋によると、英国を除く欧州連合(EU)加盟27カ国は28日、来年1月31日までの英離脱(ブレグジット)延期で合意することを目指す。英議会が離脱協定案を批准すれば早期の離脱も認める内容となる見通しだ。

外交筋がロイターに明らかにしたところによると、27カ国は28日0900GMT(日本時間午後6時)にブリュッセルで大使級会合を開き、3カ月の離脱延期で合意することを目指す。

EUのブレグジット担当者によると、最新案は、英議会が11月に離脱協定案を批准すれば12月1日、12月に批准すれば1月1日の離脱が可能になる内容となっている。

EUは、離脱延期が協定案の再交渉に利用されないことを明確にし、予算や環境政策などEUの重要な取り組みがこれ以上阻害されないよう求める見通しだ。

27カ国の大使が全会一致で合意した場合、各国政府は24時間もしくは数時間といった短時間内であれば依然として合意に反対することができる。反対が出なければ決定が有効となる。

関係筋によると、英国が10月31日までに離脱しない場合、EUは英政府に対し、新たに発足する欧州委員会に同国の候補を立てるよう求める見通し。欧州委員会は加盟国から1人ずつ任命される委員で構成する。

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