[東京 1日 ロイター] - アジア時間の原油価格はやや堅調。ただ、世界的な供給過剰や需要を巡る懸念を背景に、週間では約4%下落している。
0103GMT(日本時間午前10時03分)時点で、米WTI先物 (CLc1)は0.15ドル(0.3%)高の1バレル=54.33ドルと5営業日ぶりに反発。北海ブレント先物 (LCOc1)は0.06ドル(0.1%)高の59.68ドル。
ただ週間ではWTIは4%超、北海ブレント先物は4%近く下落する見通し。
米中通商合意を巡る不透明感が広がる中、世界的な景気減速や原油需要を巡る懸念が引き続き市場を圧迫している。
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が30日公表した週間石油在庫統計(10月25日まで)によると、原油在庫は570万バレル増とアナリストの予想(49万4000バレル増)を大幅に上回る伸びとなった。
また、EIAの31日の発表によると、8月の米国内原油生産量 は日量60万バレル近く増加して1240万バレルと、過去最高を更新した。[nL3N27H0BR]
中国国家統計局が31日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は景況拡大と悪化の分かれ目となる50を6カ月連続で下回り、非製造業PMIは2016年2月以来の低水準となった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191101T024928+0000