[リヤド/ドバイ 21日 ロイター] - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)は、個人・機関投資家からの応募が現時点で総額730億リヤル(194億7000万ドル)前後となっている。
幹事行であるサウジのサンバ・フィナンシャル・グループが21日、ロイターに文書で明らかにした。
個人投資家からの応募は140億リヤル以上。約180万人から応募があった。
機関投資家からの応募は584億リヤル。18億2000万株の応募があった。
サンバ・フィナンシャルの投資部門サンバ・キャピタルのラニア・ナシャール副会長は「最初の5日間の個人・機関投資家からの応募は前例のない規模に達した。投資家がサウジアラムコに自信を持っていることがわかる」とし「公募期間中にさらに応募があると予想している」と述べた。
応募締め切りは、個人投資家が11月28日、機関投資家が12月4日。
アラムコは、発行済み株式の1.5%に相当する約30億株を1株30―32リヤルで公開する計画。調達額は最大960億リヤル、株式時価総額は1兆6000億─1兆7000億ドルとなる可能性がある。