[シンガポール 25日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。米大統領補佐官の前向きな発言を受けて米中が近く通商合意に署名するとの楽観的な見方が再び強まった。
0220GMT(日本時間午前11時20分)時点で、米WTI先物 (CLc1)は0.10ドル(0.17%)高の1バレル=57.87ドル。北海ブレント先物 (LCOc1)は0.07ドル(0.11%)高の63.46ドル。
CMCマーケッツ(シドニー)の主席市場ストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏は「通商協議がなお焦点で、市場の動きを独占しているようだ」と指摘。
オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は23日、年末までに中国と「第1段階」の通商合意に達する可能性は依然としてあるとの認識を示した。[nL4N2840Q7]
マッカーシー氏は、中国が知的財産権保護の強化に動いたことも通商協議を後押しする要因だと指摘。
「知財権保護が政策として正式に採用されれば、貿易交渉にとって大きな前進だ」と語った。