[北京 12日 ロイター] - 中国政府系シンクタンクの冶金工業計画研究院は12日、2020年の同国の粗鋼生産量は今年の過去最高水準から減少するとの予測を発表した。
同研究院の李新創院長は、2019年の粗鋼生産量は9億8800万トンとなり、20年は9億8100万トンに減少するとの見通しを示した。
中国の鉄鋼需要は19年は前年比7.3%増の8億8600万トンで、20年は0.6%減の8億8100万トンになると見込むとした。
李氏は「19年の鉄鋼消費量は、インフラ投資の急拡大や不動産開発、総じて安定的な鉱工業生産を主な理由に、予想を上回った」と指摘した。